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07月02日-02号

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  1. 岡山市議会 1984-07-02
    07月02日-02号


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    昭和59年 6月定例会    昭和59年6月定例岡山市議会    議 事 日 程  第2号     7月2日(月)午前10時開議第1 甲第108号議案 昭和59年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について 甲第109号議案 昭和59年度岡山市下水道費特別会計補正予算(第1号)について 甲第110号議案 昭和59年度岡山市中央卸売市場費特別会計補正予算(第1号)について 甲第111号議案 昭和59年度岡山市西部地区土地区画整理事業保留地処分特別会計補正予算(第1号)について 甲第112号議案 昭和59年度岡山市公共用地取得事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第113号議案 昭和59年度岡山市財産区費特別会計補正予算(第1号)について 甲第114号議案 昭和59年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第115号議案 昭和59年度岡山市老人保健医療費特別会計補正予算(第2号)について 甲第116号議案 岡山市職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第117号議案 岡山市吏員退隠料条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第118号議案 岡山市職員退職年金等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第119号議案 財産区に属する基金に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第120号議案 岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について 甲第121号議案 岡山市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 甲第122号議案 国土利用計画(岡山市計画)の策定について 甲第123号議案 岡山県吉井川広域水道企業団の設立について 甲第124号議案 公有水面埋立てにより生じた土地の確認及び町の区域の編入について 甲第125号議案 町及び字の区域の変更について 甲第126号議案 訴えの提起について 甲第127号議案 工事請負契約締結について 甲第128号議案 市道路線の認定について 甲第129号議案 市道路線の認定について 甲第130号議案 市道路線の認定について 甲第131号議案 市道路線の認定について 甲第132号議案 市道路線の認定について 甲第133号議案 市道路線の認定について 甲第134号議案 市道路線の認定について 甲第135号議案 市道路線の認定について 甲第136号議案 市道路線の認定について 甲第137号議案 市道路線の認定について 甲第138号議案 市道路線の認定について 甲第139号議案 市道路線の認定について 甲第140号議案 市道路線の認定について 甲第141号議案 市道路線の認定について 甲第142号議案 市道路線の認定について 甲第143号議集 市道路線の認定について 甲第144号議案 市道路線の認定について 甲第145号議案 市道路線の認定について 甲第146号議案 市道路線の認定について 甲第147号議案 市道路線の認定について 甲第148号議案 市道路線の認定について 甲第149号議案 市道路線の認定について 甲第1501f議案 市道路線の認定について 甲第151号議案 市道路線の認定について 甲第152号議案 市道路線の認定について 甲第153号議案 市道路線の認定について 甲第154号議案 市道路線の認定について 甲第155号議案 市道路線の認定について 甲第156号議案 市道路線の認定について 甲第155号議案 市道路線の認定について 甲第158号議案 市道路線の認定及び一部廃止について 甲第159号議案 市道路線の廃止について 甲第160号議案 市道路線の廃止について 甲第161号議案 市道路線の廃止について第2 甲第163号議案 岡山市住宅新築資金等貸付条例の一部を改正する条例の制定について第3 一般質問    …………………………………会議に付した事件 日程第1 甲第108号議案~甲第161号議案(付託) 日程第2 一般質問    ──────〇──────出席議員(51人)        1番  矢 木   明君        2番  片 岡 五百樹君        3番  近 藤 紗智子君        4番  辻 野 喬 雄君        5番  田 畑 賢 司君        6番  有 井 靖 和君        7番  亀 井   章君        8番  垣 下 文 正君        9番  浅 野 卓 志君        10番  大 橋 英 雄君        11番  鈴 木 邦 彦君        13番  小松原   操君        14番  寺 田 明 生君        15番  内 田 宏 哉君        16番  日 南   香君        17番  景 山 貢 明君        18番  山 田   勇君        19番  福 原 弘 子君        20番  堀 川   進君        21番  川 田 敏 幸君        22番  磯 村   博君        23番  山 田 録二郎君        24番  伏 見 昇 男君        26番  丹 原 重 彦君        27番  脇 本 一 郎君        28番  松 山 茂 樹君        29番  小 林   勉君        30番  苦 水 重 徳君        31番  新 谷 盈 智君        32番  守 屋 彰 久君        33番  楠 木 忠 司君        34番  草 野 邦 輔君        35番  小 橋 留 男君        36番  田 中 昭 三君        37番  山 田 隆 雄君        38番  小 川 晴 雄君        40番  高 木 悦 夫君        41番  妹 尾 達 道君        42番  谷   慎一郎君        43番  串 田   務君        44番  定 政 猛 男君        45番  華 房 美 衛君        46番  磯 島 康 夫君        47番  渡 辺 慎 一君        48番  岡 本 俊 彦君        49番  板 野 和 昭君        50番  宮 川 日 吉君        51番  片 山   仁君        52番  花 岡   薫君        53番  藤 原 照 夫君        54番  藤 原   貢君    …………………………………欠席議員(2人-欠員1)        12番  湯 浅   泰君        25番  道垣内 正 雅君    ─────────────説明のため出席した者   市     長  松 本   一君   助     役  鹿子木   貢君   助     役  富 岡   要君   収  入  役  桑 形   宏君   総 務 局 長  八 木   肇君   財 政 局 長  中 野 正 志君   民 生 局 長  三 宅   襄君   衛 生 局 長  竹 原 良 一君   経 済 局 長  藤   昭 博君   建 設 局 長  神 原 俊 彦君   下 水 道 局 長  中 山 茂 也君   西 大 寺支所長  森 末   京君   参     与  丸 尾 比呂志君   参     与  有 本   正君   参     与  渡 辺 史 郎君   参     与  人 見 文 男君   企 画 室 長  谷   義 仁君  水  道  局   水道事業管理者  篠 原 勇 造君  消  防  局   消 防 局 長  北 村   博君  教 育 委 員 会   委     員  赤 枝 郁 郎君   教  育  長  奥 山   桂君  選挙管理委員会   委  員  長  小 野 敬 直君   委     員  岡   八 夫君   事 務 局 長  南 石 元 久君  公 平 委 員 会   委     員  中 田   稔君  監 査 委 員   委     員  川 上 一 正君   事 務 局 長  内 田   浩君    ─────────────出席した議会事務局職員   局     長  久 山 忠 孝君   次     長  山 本 茂 樹君   次     長  原 田 知 義君   庶 務 課 長  石 原 重 樹君   議 事 課 主 任  中 川 和 彦君   記 録 係 長  岡 田 登志男君   主     任  最 相 初 音君   主     事  佐 藤   武君   嘱     託  妹 尾 元 吉君    午前10時5分開議 ○議長(藤原貢君) 皆さん御苦労でございます。これより6月定例市議会第2日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は46名であります。    ───────────── ○議長(藤原貢君) 会議録署名議員に寺田君,内田君のお二人を指名いたします。    ───────────── ○議長(藤原貢君) 本日の議事日程はお配りいたしておりますとおりでございます。    ───────────── ○議長(藤原貢君) しばらく休憩します。    午前10時6分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午前10時45分開議 ○議長(藤原貢君) それでは,休憩前に引き続いて会議を開きます。    ──────〇────── △日程第1 甲第108号議案~甲第161号議案    ───────────── ○議長(藤原貢君) 日程に入ります。 日程第1は甲第108号議案昭和59年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について以下54件の議案についてであります。これを一括上程いたします。 これらの議案につきましてはすでに提案理由の説明を終わっておりますので,これに対する質疑をお願いいたしますが,質疑の通告がございませんので質疑を終わります。 つきましては,日程第1の案件はお配りいたしております付託案件表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。    ───────────── ○議長(藤原貢君) この際御報告申し上げます。本定例市議会において受理いたしました請願及び陳情につきましては,お配りいたしております文書表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたしましたので御報告申し上げます。    ───────────── ○議長(藤原貢君) この際申し上げます。 日程第2は議事の都合により削除し,次の日程を繰り上げますので御了承をお願いいたします。    ──────〇────── △日程第2 一般質問    ───────────── ○議長(藤原貢君) 日程第2に入ります。 日程第2は一般質問であります。 質問に入ります前に議会運営についてお願いいたしておきます。 御通知申し上げておりますとおり,議会運営委員会のお申し合わせにより,質問はお一人30分以内にお願いいたしたいと思いますので,御協力をお願いいたします。 また,当局は質問の要点を十分把握されまして,簡明,的確に答弁されますよう,この際お願いいたしておきます。 それでは順序に従いまして小橋君。   〔35番小橋留男君登壇,拍手〕 ◆35番(小橋留男君) 質問に入ります前に,ただいま議運が開かれまして,本議会の重要議案である岡山市住宅新築資金等貸付条例の一部を改正する条例の制定についての議案が撤回をされました。議会のルールにきわめて詳しい松本市長でございまして,これを撤回しなきゃならないことについては相当の理由もあろうと思いますが,その根拠について御説明をいただきたいと思います。 さて,質問に入ります。 松本市政もいよいよ満1周年を迎え,市民は市長の行政,財政の改革に大きな期待を寄せております。私はそうした市民の期待に報いるには,ここを直せば岡山市政の正常化はできると考える点を指摘して,市長の行政刷新への決意を伺いたいと思います。 第1に,法治主義の原則の趣旨の解説を朗読いたしまして質問に入らしていただきます。 「国権を分与された地方公共団体の行政も当然に法治主義の支配下にあり,現実に行政の執行に従事する職員は,その執行に関する法規に忠実に従って事務,事業を遂行しなければならないものである」。地方公務員法第32条,法令等及び上司の職務上の命令に従う義務「職員は,その職務を遂行するに当って,法令,条例」「地方公共団体の機関の定める規程に従い,且つ,上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない」。この「本条で職員が法令の規定に従って職務を行うべきことを規定しているのは,この自明の理をあえて明文化したに過ぎない」。「しかし,本条が服務規定として明文化された以上,この場合は単なる精神規定ではなく,職務執行に関する法令に違反したときは」,地方公務員法第29条第1項第1号の「この法律……に違反した場合」に該当することになり,懲戒処分」として戒告,減給,停職または免職の処分「の対象となるものと解する」と,明快な趣旨解説がされておるのであります。 しかるに本市においては服務規則が守られず,同法40条の勤務評定も廃止し,信賞必罰の制度すら廃止しておるのでありますが,法律すなわち国民合意である法規範を前市長独自の考えにより忠実に実行しなくした。このことが不祥事件続発であり,この根源であり,綱紀は紊乱をきわめ,公務員意識が低下した原因であることは間違いありません。 ここで松本市長に伺いますが,法律を無視した市政執行の悪習慣をどのように是正され,市政刷新を図られる考えかまずお伺いいたします。 第2に,法第2条13項「地方公共団体は,その事務を処理するに当っては,住民の福祉の増進に努めるとともに,最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」。この条項の「最大の効果を挙げる」には何を当市は改めるべきかお伺いします。 地方自治法第2条15項「地方公共団体は,法令に違反してその事務を処理してはならない」。同16項「前15項の規定に違反して行った地方公共団体の行為は,これを無効とする」と法律に明らかに規定されておるのであります。この15項,16項に違反した市政執行はきわめて多いが,市長の15項,16項の法規定の見解を伺います。 さて,前市長の法令無視の市政執行が要因で不祥事件は続発し,職員の逮捕者もすでに10名に達し,自殺事件まで起き,市民の行政不信は今日その極に達しております。たとえば地方自治法第2条3項21号に「法律の定めるところにより,地方税を賦課徴収し,又は分担金,使用料,加入金若しくは手数料を徴収すること」。この法律により差し押さえまで行いながら,片や行政執行者は法2条13項に規定された「最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」。この法を無視し,ばらまき行政を執行した市長の責任は言語同断,許される行為ではないと思います。その結果,主権者たる市民はばかではありません。無言の抵抗として税の未納は30億を超える見込みであり,使用料,国保,分担金,加入金の未収等を合計いたしますと,その総計は50億の大台を超すことも確実であると思うのであります。私は,法2条13項「最少の経費で最大の効果を挙げ」ずして,市民にのみ納税義務を執行させることの行政的道義責任について市長の所見を承りたいと思います。 さて,前述した法令違反の行政執行を踏まえ,かつ憲法11条,国民の基本的人権の享有「国民は,すべての基本的人権の享有を妨げられない」。また憲法14条の法の下に平等「すべて国民は,法の下に平等であって」「差別されない」等の憲法を無視し,地方公務員法第13条,平等取扱の原則,すなわち「すべて国民は,この法律の適用について,平等に取り扱われなければならず」「差別されてはならない」とあり,しかも同法第60条,罰則1項1号に「第13条の規定に違反して差別をした者」は「1年以下の懲役又は3万円以下の罰金に処する」と規定されておるのであります。 しかるに本市の行政は,法第13条の平等取扱の原則に違反は平然と行われており,第60条の罰則を受けるべき行為がきわめて多く行われておると思うのであります。しかも,トップや最高幹部が法無視の裁定を行っておるというとこに重大な意義があろうと思うのであります。かくのごとき現状を改めずして部下に通達を出しても,笑止千万,馬耳東風。腹では笑っておるのではないでしょうか。市長にお伺いします。 以下,数点にしぼって実例を述べ,市長の認識を改めてもらいたいと考えます。 第1点は中央市場の管理運営についてであります。 中央市場の管理がきわめてずさんであることは,開場1年半を経た今日も市場法,地方公務員法,条例,施行規則を忠実に施行せず,市場運営の根本を覆す行為,すなわち荷受け会社以外の業者が公然と場外荷引きをしておるが,これを黙認し,荷受け会社へ多大な経済的損害を与えており,地方公務員法第13条平等取扱の原則に違反は明確であります。経済局長に地方公務員法13条との関係について,平等の取り扱いになっておるのかどうかお伺いします。 第2点は,荷受会社の売上高の1,000分の2.5の収納は中央市場の重要な財源であるが,場外荷引きに対する1,000分の2.5はその根拠を正常化させる何物もなく,業者任せであると思うのであります。代表監査は調査した結果をお知らせください。経済局長は1,000分の2.5の確認は何をもって正当としておるのかお伺いします。 第3点は,現状を放置すればだれでも仲卸業者と直接取引ができ,市場の管理は一層混乱することになると思うのであります。どのように整理するのかお伺いします。 第4点は,当然のことながら荷受け会社としても経済競争の立場から営業防衛の手段を講ずることにならざるを得なくなると思います。この場合すべての責任は,法,条例を無視した管理運営が原因であり,松本市長の責任に帰することになると思うが市長の見解をお伺いします。 第5点は,今日まで市が無秩序な管理を行ったことにより荷受け会社の受けた損害は当然弁償の義務が生ずると思うが,これも市長の見解を承っておきたいと思います。 なお,中央市場法管理規則等厳守はできておるのかいないのか,経済局長に伺っておきます。 次に教育問題についてお伺いしますが,学校給食の用務員その他について質問をしようと思いましたが,わがクラブの田中議員が質問しますので,私は,去る25日問題の多発する操南中学校で,今度は女子生徒が教師に暴力を振るったというが,学校の対応も指導監督を行う教育委員会の処置も甘いことが非行続発の要因と思うのであります。これらの女生徒はさきにもリンチ事件を起こしておると思うのであります。この関連について教育長の見解をお伺いいたします。 次に,新築資金等貸付資金の問題について伺います。 同対事業の一環である新築資金等貸付制度にかかわる不祥事件は未曾有の事件に拡大したが,市政執行者が貸付条件の法令を無視し,自治法第2条15項,16項違反を覚悟で貸し付けを行ったことが要因であろうと考えます。すでに232件,約11億円にも上る目的外使用が明確になっており,市民に与えた影響はきわめて甚大であり,同和行政本来の目的である差別解消すら大きく後退さした行政責任は,減俸ぐらいで済む問題ではないと思うのであります。 渡辺同対室長に伺います。 第1点,新築資金等貸し付けは同条例,施行規則に違反して予算執行になっておると思うが,あなた自身は違反と認めておるのかどうかお伺いします。 第2点,同条例,施行規則に照らし最終決裁はだれが行ったか。また金額によって違うなら金額ごと,決裁者をお教えください。 第3点,法令違反の新築資金等貸し付けは何年ごろから利用が行われるようになったか伺います。 次に,富岡担当助役に伺います。 当貸付資金の4分の3は市税で賄われることから市民の反響はきわめて厳しく,逆差別行政の声が高まっておることはあなた自身御承知のとおりであります。なお,同対審議会磯村会長の今年度答申報告にも,地域改善事業はおおむね終了した。今後は精神的,心理的差別問題に重点を置くべきだという意味の答申がされておると思うのであります。本市の同対事業推進の方針について伺います。 二つ,地対法第2条2項「公正な運営に努めなければならない」。同法2条3項に,地対法の本旨を理解し,国民は基本的人権を相互に理解するとともに,同対事業の円滑な実施に協力云々と規定されておりますが,今回の貸付行政は相互の人権を無視し,住民参加を遠ざける行政執行ではなかったかと思うのであります。その見解をお伺いします。 次に,代表監査委員に伺います。 前述したとおり,条例,規則に違反して予算を執行し,市民に多大の損害を与えておる行政は当然住民の監査請求の対象になると思いますが,その見解を御明示ください。 二つ,法令違反の予算執行と目的外使用の232件,約11億円の不正融資に対しどのような勧告,指摘をされたか伺います。 第4点,同和教育について伺います。 対象地域外の住民に対する同和教育については種々の角度からよく耳にいたしますが,対象地域住民に対して市民参加の原則,公開の原則,平和の原則等に関しどのような啓蒙活動がされているのかお伺いをいたします。 第5点,鹿子木助役に伺います。 地方公務員法第60条の罰則の適用を受ける同法13条平等取扱の原則について,一般市民に対しては各局とも厳しいチェックをして行政指導を行いながら,一方では中央市場,学校の現場管理,本庁内での物品販売等の管理,同対新築資金の貸し付け等,また給付行政の平等取扱の原則違反は枚挙にいとまがないくらいであります。これに対して法治主義の原則は適用されるべきだと思うが,担当助役の見解を求めておきます。 市長,前述したごとく各局漏れなく,法より勘によりその場逃れの行政が行われ,いまだに改善しようとしないのは岡山市幹部の姿勢であることは御理解いただけたと思うのであります。ここが不祥事件の土壌であります。これを改め,法治主義の原則に戻すか否か,これが市長の選挙公約であると市民は刮目をしておるところであります。法は国民合意の法規範であって,何人も犯すことはできません。岡山市政の執行のみが番外であるなどは許されません。私たち議会は,今日までの議会軽視の行政,法違反の行政執行を行うようになったその原因究明は議員,議会の責任であり,市民の政治不信の早期回復を図るためにも,議会に許された最高の調査権,100条委員会を設置してでも諸原因を解明し,再発防止を図るとともに,正常な岡山市政を再現することこそ市民にこたえる議会の義務であると私は痛感しておる次第であります。 各局長,教育長,地方自治法第2条15項に法令違反の行政は禁止されておるのであります。あわせて16項には,行政執行を,法令,条例に違反して施行したものはこれを無効とすると法律で規定されておるのであります。本市を反省してみてください。松本市長の公約を実現するためにはぜひとも公平委員会人事委員会に改組されるべきだと提言します。 政令都市を除けば4番目の大都市に成長したにもかかわらず,小規模都市と同じく極めて権限のない公平委員会にこだわり,その理由は職員の人事権の掌握に執着し,後生大事に人事権に固執したとしか考えられません。そのため,準司法権,準立法権,行政権をも兼ね備え,広範な権限を持つ人事委員会の職務を助役以下職員に代行させてきたために,助役以下懲戒委員会は本来の職務を完遂できず,一もとらず二もとらず,得たものは不祥事件の続発であって,ばかを見たのは税金を払う市民という結果になっておると思うのであります。 そこで,人事委員会委員長代行者鹿子木助役に伺います。 一つ,地方公務員法第8条人事委員会又は公平委員会の権限,第8条1項人事委員会の事務権限の1号から11号までを朗読しながら,各号ごとの事務の説明をしてください。 二つ,第8条2項公平委員会の事務処理について,同じく1号から3号まで御説明ください。 その上で,職員6,000人の岡山市政,不祥事件の続く岡山市政,人事委員会公平委員会とどちらが岡山市に適当か,助役の見解をお伺いします。 助役以下委員の職員は労組との交渉や雑務に追われ,各局長,部長,課長は本来課せられた職務遂行と人事委員会の代行職責と両立しておるかどうか,明確にお答えください。両立しておると言われれば,各委員ごと実例を列挙しながら質問さしていただきます。 三つ,鹿子木助役を人事委員会代行責任者として今後質問すればよいのか伺います。 全国13番目,岡山より一つ大きい仙台市は人事委員会を設置し,雑務から助役以下職員が解放されて本来の職務に精励できるようになり,市民の信頼も厚く,税の徴収率も98%を上げておるのであります。私は,岡山市も人事委員会に改組されるのが当然だと考えます。 なお,11番,12番の堺市,千葉市は人口80万以上であって,政令都市の準備中で当然人事委員会に改組されます。岡山市もこの際人事委員会に改組されることを市長,公約を果たすのならこれはやりなさい。市民はあなたを,行動を見ております。 以上で第1回目の質問を終わります。(拍手)   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 小橋議員の御質疑に対しましてお答えをいたします。 まず冒頭に,本日提案をお願いいたしておりました岡山市住宅新築資金の貸付条例の一部を改正する条例の制定について,議案につきましてはまだ未送付ではございますけれども,当局といたしましては最善の努力をいたしてまいっておる次第でございます。しかし,諸般の状況を踏まえまして,今会期中には上程させていただくということで御了承をお願いいたしたいと思う次第でございます。 続きまして,市政執行のあり方についての法令の遵守,また事務処理の適正化等についてお尋ねがございました。 御指摘の地方自治法の第2条13項の規定の遵守につきましては,お話のように住民福祉の増進に努めまして,最少の経費で最大の効果を挙げることができるように効率的な行政運営を確保するために,まずそれに携わっております職員が公務員としての確固たる倫理観と責任感を持ちまして職務に当たらなければならないことは当然のことでございます。また,その職務を遂行するに当たっては,全力を挙げてその能力を十分に発揮できるようにしなければならないし,またそのことが不可欠であると考えておるわけでございます。 このためには,これまで職員倫理の高揚や適正な人事管理及び研修の強化をいたしまして,職員一人一人の資質の向上に努めてまいっておる次第でございます。今後も引き続きましてこれらを強力に推進をいたしまして,市民の信頼を得る執行体制を確立してまいりたい,このように考えておりますので御了承を賜りたいと思います。 次に市場関係でございますが,管理運営につきましてお尋ねがございました。 市場の関係法令の遵守につきましては,開設者でございます市も,また関係の業者におきましても当然関係の法令を遵守してまいらなきゃならないものでございまして,市としましても鋭意努力しておるところでございます。関係者の各位にも深い認識をしていただきまして協力を求めておる次第でございますので,よろしく御了承を賜りたいと思います。(「場外荷引きはどうなんで」と呼ぶ者あり) ただいまお話がございました場外荷引きにつきましても極力正常な状態に持っていくような努力をしていきたいと思います。 次に損害賠償につきまして。損害賠償の問題はゆゆしき問題でございますので,軽々しく論ずることはできないと思いますけれども,それはそれといたしまして,市場の管理運営は適法でかつ妥当な管理運営を目指しまして努力を現在しておるわけでございまして,関係方面の理解,協力をいただきながら,その方向で積極的に進めてまいりたいと考えておりますので,どうか御理解を賜りたいと思います。 その他につきましては関係者からお答えをいたします。 ◎助役(鹿子木貢君) 小橋議員の御質問のうち私に対する3点についてお答えを申し上げます。 まず第1点は,地方公務員法第13条の平等の原則に対し職員が違反しておって,同法60条の罰則規定に該当すると思うがどうかと。この点でございますが,職員が法令を忠実に守るべきであることは御指摘のとおりでございまして,地方公務員法第32条にも明確に規定されておりますし,また,行政運営の基本に,ことわざにもございますように,「乏しきを憂えず,ひとしからざるを憂う」ということもございますし,そういうことがあってはならないということで,通達などによりましてこれまでも周知徹底を図ってきているところでございますが,今後とも法令の運用を誤らないよう十分に注意してまいりたいと思っております。 なお,御指摘の13条は,これは職員に対する平等の取り扱いについての規定でございますが,この規定にかかわらず先ほど申し上げましたように法令を守って,公正で平等な行政運営に格段の努力をしてまいりたいと存じております。(「具体的にどうすんならと聞きょんじゃ。法律を守らすのか守らさんのか,それを言わなんだら何にもならん。いつもと一緒じゃねえか」と呼ぶ者あり)もちろん,守らすということでございます。(「守らす。議事録に載るんよ。守らすんじゃな」と呼ぶ者あり)はい。 次の,公平委員会人事委員会に改組してはどうかという見解を述べよということでございます。 まず人事委員会公平委員会の相違について,違いについてでございますが,御指摘のようにこの点につきましては地方公務員法第8条に規定されているところでございます。この規定によりますと,権限事項は数におきまして人事委員会については37項目,公平委員会については12項目と大きな差がございます。この中身を見てみますと,実質的な公平委員会人事委員会の差というのは大きくは二つございまして,人事委員会でございますと,職員の採用に当たっての競争試験の実施を人事委員会が行う。人事委員会の場合は人事委員会が行う。それから,職員の給料表に対する長への勧告を人事委員会の場合は行うと,公平委員会は行わない。この2点が大きな違いであると言われております。そのほかの項目につきましては,人事委員会でなくて公平委員会である場合は市長のところで研修その他の事務を行う,こういうことになっております。 ただ,この人事行政の中で団体交渉,職員組合との団体交渉,あるいは職員の懲戒処分,あるいは職員の昇格,配置がえ等の人事権につきましては人事委員会である場合においても市長の権限でございまして,これらの事項については人事委員会を設置いたしたといたしましても,当局で対応すべき権限事項として依然として残るということになるわけでございます。 それでは,人事委員会公平委員会のいずれを選択するかということになりますと,この法律の趣旨といたしましては,御指摘のとおり都市の人口規模も要件の一つでございますが,一方では,大都市を必置義務としておりますのは,大都市の場合は都道府県の事務の一部もあわせ行うということが配慮されて,都道府県と指定都市は人事委員会を必ず置かなければならない。これ以外の15万以上の都市はその地方公共団体の選択に任されているわけでございます。これは御指摘のとおりでございます。 そこで,指定都市以外の実情を見ますと,御指摘にもございましたように,現在は人口66万の仙台市が人事委員会を設置しておりまして,ほかには実例はございません。仙台市は地方公務員法が制定された昭和25年,その翌年の26年から設置されて,一定の成果も上げられております。しかし,問題点も残しておられるというふうに伺っております。 そこで,当市における公平委員会人事委員会への改組につきましては,事務の簡素化の面,あるいは効率化の面,さらには将来本市が政令都市としての指向をしていく動向なども考慮しながら,今後の研究課題として検討してまいりたいと存じておりますので,よろしく御理解を賜りたいと存じます。 最後に,私が人事委員会の代行責任者と見てよろしいかという点でございますが,これはそうではないというのが結論でございますが。と申しますのは,現在岡山市におきましては懲戒委員会というのを持っておりますが,これは市長の諮問機関としての内部的な委員会でございまして,市長の諮問に応じて懲戒の意見を答申するという制度でございますので,御理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ◎助役(富岡要君) 小橋議員の同和問題に関連いたします2点の問題につきまして担当助役の御指名がございましたので,御答弁を申し上げます。 同和事業につきましての同対審の答申,先般県に答申されました精神に基づき,岡山市としてどういう方針で今後臨むかという御質問と,今回の一連の不正事件につきまして住民参加を遠ざけておるのではないかと,こういう御指摘でございました。 本市の同和事業に対します取り組み方といたしましては,もちろん国におきます同対審の答申,さらには地域改善対策特別措置法に盛られました答申の精神並びにその法の根拠に基づきまして,我々はそれを受けて岡山市の同和対策事業を進めてまいっておるところでございます。具体的な事業につきましては若干の進展をいたしておりますけれども,今後は残された事業に対しまして全力を挙げて取り組んでまいらなければならないと考えておりますが,とりわけ人権問題の普及啓蒙,そういうふうな問題につきましては先ほど教育委員会の方の御指摘にもございましたように,我々は今後そういうふうな精神的な啓蒙に対しまして万全の努力をしてまいらなければならないと,このように考えておる次第でございます。 それから,住宅新築資金の貸し付けの問題につきましては,何と申しましても岡山市の職員を含む10名の逮捕者が出た,こういう事実。そしてまた200余件に及びます土地の購入がしてない。あるいはまた申請どおりの住宅が建てられてない。このような問題につきましては議会の御指摘もさることながら,関係団体の協力も得まして,いま最善の努力をしておるところでございます。 しかしながら,そういう事態を招いたということにつきましては当局といたしまして十分にその反省をいたしまして,責任の重大さを痛感いたしておるところでございます。一日も早く信頼を回復できるような今後における対策も検討をしてまいりたいと,このように考えておる次第でございますので,よろしく御了承を賜りたいと存じます。 ◎経済局長(藤昭博君) 中央市場の問題につきまして御答弁申し上げます。 まず第1点は場外荷引きと平等取り扱いの関連の問題でございます。市場の管理運営に当たりましては卸,仲卸,売参,それぞれのその扱いに差別があってはならないのは御指摘のとおり当然でございまして,我々はそのように心がけて運営努力をしておるところでございます。場外荷引きにつきましては,中央卸売市場業務条例第60条第2項及び施行規則第72条第1項の規定によりまして,当該市場の卸売業者から仕入れることが困難な商品につきまして許可を受けて場外業者から荷引きを行うことを認めておるところでございます。 1,000分の2.5の確認はどうかと,こういう御質問でございます。この点につきましては,場外荷引きの許可申請書を提出さしております。さらに販売届書を提出さしておりますので,これによって確認を行っております。さらに納品書との照合も行って完璧を期するよう努力をしておるところでございます。 それから,場外荷引きを今後どのように対応していくのかと,こういう御質問でございました。卸,仲卸等の関係業者に対しましてなお一層関係法令の意図するところを徹底することが必要でございます。さらにあわせまして,卸売業者に対しましては仲卸業者が希望しております品目の集荷につきまして努力するよう依頼もし,指導もしていかなければならない。またそのようにいたしております。一方,卸売業者の集荷可能な品目につきましては,場外荷引きの許可申請書が仲卸の方から提出されましても,これは許可をしないということでやっております。今後ともこの方針を貫いてまいる所存でございますので,御了解を賜りたいと存じます。 ◎参与(渡辺史郎君) 3点につきまして答弁いたします。 第1点は住宅新築資金等貸し付けに関しまして目的外使用と契約不履行に係る予算執行の違法性の問題でございます。近く1件ごとの実情調査を国の委任を受けた県が行い,その処理方法についても国,県の指導を受けることになっております。その際,1件ごとに十分な点検を行い,その上で早急に市の責任を明らかにし,処理していきたいので,御理解を願いたいと思います。 第2点につきましては決裁区分でございます。貸付金の決裁は決裁規程に基づきすべて市長が行いました。 第3点はいつからかという御質問でございますが,契約未履行の一番古いものは昭和49年度でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 操南中学校の2回にわたりました事件についての,学校,教育委員会の対応についての御指摘でございます。 既に御承知のように,4月25日に,女の生徒6名が同級生をプール横の自転車置き場に呼び出して,自分たちの悪口を言ったというような認識で暴力行為をしたという事件がありまして,それからさらに6月25日に,プールで2年生の水泳の授業を始めようとした女子教諭が服のままで泳いでいる3年女子生徒2名を見つけて注意をしたと。一度は後ろから突き飛ばされて転んだと。さらに注意をしておるところをまた別な方から,後ろからプールに突き落とされたと。そういうことで,同教諭が両足に軽いけがをしたと。そういうふうな事件が相次いで起こっておるわけでございます。 御指摘のとおりに,今回の6月25日の事件にかかわった生徒は4月25日の事件にかかわった生徒と重複をしておるわけでございます。4月の事件以後学校では生徒指導について校長を中心に全教師が,愛情を持って厳しくということを合い言葉に,共通理解を持った指導を進めようということを再確認をして,体制づくりに努力をしておった。そういう経過の中でこのたびの事故,6月25日の事件が起こっておるわけでございます。 学校としましては教育委員会とも連携をとりながら該当の保護者と生徒とを交えての話し合いを繰り返しております。担任と生徒,保護者の相互理解と協力,このことが非常に大事でありますので,そのことにまず力を入れております。それから次には学級での仲間づくりの話し合い。そういう生徒は一般的に言って学級で浮き上がってくるわけであります。学級での仲間づくりの話し合い。次には,関係機関との連携,意見交換,それからPTAへの協力の依頼等々を試みておったわけであります。大多数の生徒は自覚を持って中学校生活を送っておるわけであります。全体的には落ちついたムードになりつつあるわけであります。ところが当該の生徒につきましてはかえって逆に全体から浮き上がって,わがままな行為を増大させているというような状況であったわけでございます。なかなかいろんな要因がこれには加わっておりますので指導は容易ではありませんけれども,今後とも保護者,関係機関と十分連携をとって,愛情と厳しさに基づいた指導をするように努力をしてまいりたい,そのように努力を続けておるわけでございますので,御理解をいただきたいと思います。 それから,同和教育の問題に関係いたしまして,対象地域内における啓発はどのようにやっておるのかということでございますが,これは隣保館,教育集会所を中心に啓発指導を実施しておるというのが実情でございまして,(「だれがやっとんなら」と呼ぶ者あり)これは教育委員会も参加をしております。青年,婦人,子供,成人を対象とした各種の講座を開設をしておりましたり,それから同和地区の児童生徒の学力向上のための学習会等を開催いたしましたり,それから同和地区住民の教養文化向上のための自主的な取り組みを助長する,そういうふうなことを実施しておるわけでございます。 以上でございます。 ◎監査委員(川上一正君) 3点についてお答えを申し上げます。 まず中央市場の場外荷引きに対する1,000分の2.5の根拠を監査委員は調査をせよということでございますが,私ども監査委員は,普通地方公共団体の財務に関する事務の執行及び普通公共団体の経営に係る事業の管理を監査をするというのが職務でございます。したがいまして,今後の中央卸売市場の監査におきまして,中央市場の財務に関する事務の執行につきまして,適正を欠ぐといったような事実がございますれば,指摘をし,是正改善を求め,またそのことについては報告をし,公表をしてまいりたいと,このように考えております。 次に,住宅新築資金等貸付金にかかわる問題につきまして,住民監査の請求の対象になると思うがどうかということでございますが,地方自治法第242条の規定によりますと,普通地方公共団体の長または職員について違法もしくは不当な公金の支出などがあると,そのように住民が認めるときは,そのような事実を証明する書面を添えて所定の法令に定める要件を備えた書類で請求をすれば,住民監査請求の対象になるというふうに考えております。 それから,これらの貸付金の事務についてどのような勧告,指摘をしたかということでございますが,最近の定期監査におきましては,同和対策室が58年の3月,西大寺支所社会課が56年の12月と59年の5月に定期監査を実施いたしております。これらにつきましては,既に結果の公表済みのものにつきましては御承知のとおりでございますが,具体的な指摘事項といたしましては,償還率の低下,貸付条件に適合しないもの,貸付限度額を超えておるもの,契約事務のおくれておるもの,契約書,申込書の記載事項の不備なもの,工事完了届の提出されていないもの,申込者・保証人の収入証明書のないもの,それから保証人が市内居住者でないもの,こういったことについて指摘をし,強く改善を求めてきたところでございます。 なお,今回の定期監査を実施をいたしました西大寺支所社会課につきましては,これはまだ報告いたしておりませんが,警察に押収をされた書類を除く書類につきまして監査をいたしましたが,従来とおおむね指摘をした同一の内容の指摘事項が重ねて認められましたことはまことに遺憾であると,このように存じております。したがって,これに対する付言,指摘と,さらに,過去に貸し付けされたもののうち一部貸付条件に適合しないものについての措置,並びに今後の貸付償還の事務処理に当たってより一層厳正な対応を望むと,こういう趣旨を重ねて指摘をし,改善を求めてきたところでございます。 以上でございます。   〔35番小橋留男君登壇〕
    ◆35番(小橋留男君) 再質問をさしていただきます。 まず中央市場の問題から質問いたしますが,現在場外荷引きをやっておる問題についてどのような協議をやるのか。これは毎日やらなきゃ荷物があるかないかわからんと思うんです。これはどういう協議の実態か,どういうやり方をやっておるのかまず1点。 それから,徴収金は間違いないと,こう言われたんですが,送り状なんかがなしに一方的に業者が報告するのを正しいと見るんなら,税務署は監査に来んはずですよ。脱税があのくらい出るんですよ,日本でも。これは公金ですよ。もっと厳重に,納得のいく,こういう送り状を見てやったというようにはっきりしてください。 また,守衛はあそこへ何をするのに。夜はわかるよ。昼間あっこへ立てって何をしょんの。入ってくる自動車に全部敬礼する。そういうような,場外から持ってきょうる荷物に,違反の荷物の運転手に敬礼して,何たる管理ですか,これ。市長どう思われるかね。もう少し厳正にやらしてもらわんと市長の公約に違反しますよ。したがって,3者協議で,こういう荷物がないというときには,岡山市の伝票をつくって,それで場外荷引きをさせる。1通は市場課へ残す。これをやらなかったら私は厳正とは認めません。はっきりしてください。 次に,法違反の懲戒,市の職員の倫理確立。これは30条に,全体の奉仕者として職員は全力を挙げてその職務に精励しなきゃならないとなっておる。なぜ岡山市でおくれず,休まず,働かず。現業へ行ったらおくれて,出勤せず,働かずで,いよいよ4日も5日も働かんのでしょう。病気休暇の人が鳥取の方へ行って無銭飲食したんでしょう。これが懲戒にならないのかちゅうことですよ。したがって,この地方公務員法29条の懲戒の1項は,なるほど「地方公共団体の規則若しくは地方公共団体の機関の定める規程に違反した場合」と,こう載っとるわけです。問題は2項です。2項は「職務上の義務に違反し」た場合,「職務上の義務」。だから,横着をして働かん者は全部減俸,停職,これにかけなさいよ。これにかけたら局長,助役以下全部おらんようになってしまうわけだ。局長以下はおらんようになるわけ。32条の,法令もしくは「上司の職務上の命令に従う義務」。この命令を出したのはあんたらでしょう。その出し方が悪い。まあまあそのくれえにしとけえや,法律やこう考えずに。この2項をどうして適用せんのかいうことを聞きょん,助役。2項。その点を答弁してください。 なお,教育委員長。私はもう非行少年の問題では口が酸っぱくなるほどやってきた。教育長がいまのような答弁で……。いろいろの会合へあんた出とられる。子供の教育をつかさどる最高責任者で,そんな公の席へあんた出ていって,風呂敷も頭からかべらずに恥つかしくないかどうか。それを聞かしてください。 監査委員は,いま住民監査請求の対象になるとおっしゃった。これは私も当然なると思う。法令,条例を無視して11億からの目的外使用。私は,いま同対室長が言うた。全部市長が条例を無視して出したいうことを言われたわけですから,私は岡崎市長は詐欺幇助じゃないかと思う,詐欺幇助。そうでしょう。条例,法令を無視して目的外に,家を建てる,土地を買う以外に232件も出しとんですよ。その金額が11億ですよ。それで片や市民には差し押さえするんですよ。理屈が合いますか。これは監査委員をしかってもしょうないんで,執行部の方ですよ,執行部。こんなばかな,理屈の合わん話が市長ありますか。これを直しなさい。それにはきょうここで,法令,条例を守らん者は29条の罰則を適用するよと。きにょうまではこらえてやる。きょうからは許さん。これが市長言えなんだら職員の研修をしたってだめですよ。あんたの左側はずらっと法令違反をする人ばかしが並んどんですから。きにようまではこらえてやんなさい。きょうから許さんということをここで言うてください。まだ時間があります。もう一遍いきますぜ。 ◎助役(鹿子木貢君) 地方公務員法第29条第2項には,職務上の義務に違反し,または職務を怠った場合は懲戒に該当するということは御指摘のとおりでございます。(「なぜ実行せんのかいう」と呼ぶ者あり)私ども職員に対しまして,法律を守るべきことは,これはもう当然でございまして,あらゆる機会を通じてそういうふうに指導もいたしておりますし,また職員の行った行政行為についても決裁あるいは管理監督者の方から報告を求めて行って,検討いたしておるわけでございます。個々具体の場合についてなおそういう事例があれば,その適切な対応をしてまいりたいと思いますので,よろしく御理解をお願いします。 ◎経済局長(藤昭博君) 再質問にお答えいたします。 まず第1点は場外荷引きの問題でございますが,どのような協議をしておるのかという御質問でございます。この場外荷引きはかねがね問題になっておるところでございまして,無許可で場外荷引きをするようなことが絶対にないようにという点で厳しく指導をいたしておるところでございます。したがいまして我々といたしましては,場内の卸売業者が荷引きをできる品目は何々かということをまず確認いたしまして,荷引き可能な品目については許可申請書が出ても許可をしないという方向でやっておるところでございます。御案内のとおり品目につきましては産地,銘柄,いろんな種類がございますので,必ずしも合致する場合はなかろうかと思いますけれども,鋭意その方向で,無許可の場外荷引きはしないようにという形で今後も引き続いて努力をしてまいりたいと,このように考えております。 それから,1,000分の2.5の確認方法で業者の報告をうのみにするだけじゃいかんと,こういう御指摘でございます。まさに御指摘のとおりでございまして,我々も業者の報告が正しい報告であるかどうか,これはひとつチェックをしていかなきゃならんと,このように考えておるところでございます。また必要によりましては調査にも入らなきゃならないと,このように考えております。 それから守衛は何をしておるのかということでございますが,守衛は場内保安のみに当たっておるところでございます。 以上でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 教育長は恥ずかしいとは思っていないのかということでございますが,恥ずかしいと思って済む問題ではないというふうに思っております。学校や教育委員会がとっております対応が完璧であるとは申しません。しかしながら,市内には言い方は悪いですけれども,こういう問題の先進校はだんだんあるわけであります。どの学校でも悩んでおるわけであります。そういうところからの情報や市教委とも連絡をとりながら懸命に努力をしておるわけであります。しかし,先ほども申しましたようにこれにはいろんな要因が絡んでおります。恥ずかしいと思うならもっと多くの人が恥ずかしく思っていただきたいというのが私の率直な気持ちであります。これは逃げではありません。それでなければこの問題は解決しないと思っておるわけであります。我々もさらに努力をしてまいりたいと思っておりますので,御理解を賜りたいと思います。   〔35番小橋留男君登壇〕 ◆35番(小橋留男君) いろいろ聞きましたけども,中央市場の問題については統一した,「岡山市」と入った,「中央市場」と入った伝票を整理して一部を残すと。これがまず1点。これができなきゃ整理はできません。これをぜひやりなさい。どうするか答弁してください。 それから市長ですが,人事委員会を,私はこんだけ不祥事件が続きょうるし,もうごたごたで,言いかえりゃでたらめ行政,これを直してくれるのは人事委員会──に任さんと,市長もやっぱり岡崎さんと同じように職員の人事権が放せんのじゃなあと,こうなりますよ。それをひとつあんたよう考えて,人事委員会にしたらどうですか。職員,助役以下が今度は職務に精励できる。朝礼にも出れるようになる。支所も時には回れるようになる。これをあんたやってもらうことがもう岡山市の最高の問題です。 それと同時に,先ほども言うたけど市長は答弁されなんだ。最後に,条例,規則,これを法治主義の原則に基づいて,これをやらない者は厳罰に処す,29条の懲戒に処す。この言葉を言うていただかんと,市長は岡山市の正常化,よどんだ市政を直します,行革をやりますとおっしゃったけれど,やっぱり口ばあじゃのと,こうなりますよ。ひとつ市長の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) ただいま小橋議員の方から再三に質問がございましたこの問題につきましては,特に職員の条例,規則等の法令を守っていくということ,そういうことに対する考え方ですね。これは私も身をもって私自身がいろんな立場で経験をいたしておりますから,どうしても公務員である以上そうした決まりを守るということは,公務員の初歩でございますから,これは絶対に守っていただかにゃいけないということをあらゆる機会を通じて努力してまいりたいと,このように思っております。 罰則の問題は,定められたものによって対応してまいりたい,このように思います。 ◎経済局長(藤昭博君) 岡山市で伝票をつくって適正な場外荷引きの問題を解決せよと,こういう御指摘でございます。市場の管理運営全般につきまして,これはいろいろ解決途上の問題があるわけでございまして,今後とも適正な運営に向けましてさらに開設者として工夫をこらしながら適当な手段を講じてまいりたいと,このように考えております。 ○議長(藤原貢君) 午後1時まで休憩します。    午前11時56分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午後1時5分開議 ○議長(藤原貢君) それでは,午前中に引き続いて会議を開きます。 次は順序に従いまして定政君。   〔44番定政猛男君登壇,拍手〕 ◆44番(定政猛男君) それでは,私の本日の質疑の第1点苫田ダムに関してであります。 過去の議会におきまして苫田ダム建設については水没地住民の意向を十分踏まえて合意を取りつけて,しかる後に建設にかかるべきものだと強調してまいりました。反対住民の願いを踏みにじって建設を推し進める建設省及び県の苫田ダム建設推進には反対すべきであることを,問題になる資料を提示して訴えてまいりました。 建設省及び県の苫田ダム建設が余りにも強引なるやり方に問題が起こり,ダム建設担当幹部と長野知事との間に意見の食い違いができて,担当幹部は自殺に追い込まれたと巷間専らのうわさであります。新聞報道によると,死因は心不全ということのようでありますが,これはいろいろわけがありそのように報道されたと言われておりますが,何ゆえに県当局は虚偽の報道をしなければならなかったのか。この点市当局はどのように真相を理解しておられるのか。まだ苫田ダムは海のものとも山のものともわからない中で,県のダム推進の重要なポストにあった幹部が自殺したとなれば事は重大であります。苫田ダムに関する自殺第1号ということになります。第2号は出してはだめなことでありますので,これが事実ならば県はダム推進について姿勢を変える必要があると思われるが一向に内容が変えられたようではございません。このことが事実ならば,市当局としては真相を確認して問題点を把握し,ダム問題に対処する必要があると思いますが,そのゆえにあえてこの問題を提起する次第であります。今後の対応をお伺いいたします。 次に,苫田ダムの問題の基本に係る問題でありますが,昭和34年6月29日に奥津町議会が議決した苫田ダム阻止特別委員会条例及び昭和42年4月17日に奥津町長と建設省中国地方建設局長とが岡山県知事その他3人立ち会いのもとで協定がなされており,そのために建設省が構想した吉井川総合開発事業に係る苫田ダム建設は少なくとも町議会の合意がない限り建設できないことになっております。それゆえに,少なくともこの条例及び協定書問題の二つが解決しなければ──そのためには奥津町長及び町議会が同意することが前提となるが,現在のところ同意はなされていない。さすれば,ダムの建設を国も県も決定してはならないのに現実はどうでありましょうか。この事実を市長はどのようにお考えになられるか。仮に奥津町の立場に岡山市があるとき,ダム建設は妥当とお思いになるか。このことは地方自治の根幹にかかわることになるので,市長のはっきりした見解をお尋ねいたしたいと思うのであります。 以上の問題を抱える中で,奥津町当局の合意のないまま水没地の大部分の地権者の強力な反対意思を無視して建設の準備を推進している中で,その一つの手がかりとして県による吉井川広域水道企業団の設立の強い要請が3市16町へ出されたことを受けて,奥津町の苫田ダム建設阻止期成同盟会の代表が関係市町へ企業団設立に反対してほしいという要望書を提出されたと聞いておりますが,どんな内容のものか。 苫田ダムは治水,利水両面から欠かせないもので,県政百年の大計と知事が言っておりますけれども,治水についてはまた時間があれば申し上げたいと思います。吉井川流域の昭和年代の14回の水害史から見て非常にこれは問題があると思いますけれども,時間の関係で省かしていただきます。 次に利水でありますが,これについては岡山市の上水道に限って質問してみたいと思います。一体岡山市には現在及び将来にわたってどのくらいの飲料水が必要なのかを調査してみました。これによりますと昭和68年度,昭和80年度の2カ年について水道局の資料によると,その根拠は水需要の伸び率から計算したということであります。人口もその計算の上に立ってのことだというように聞いておりますけれども,68年が67万6,100人となっており,80年は78万人であります。私は,48年から57年の10カ年の人口の伸びを計算いたしましたところ,ほぼ年間1.22%の伸びが10年間の統計の中での伸びだというように思いまして,これを使ってみますと68年の人口は63万人,80年の人口は73万人弱ということになりました。 それからまた水道局の最大給水量,1人1日何リットル使うかということについての統計では,68年は588リットル1日,80年は634リットル1日となっております。私の調べたところでは,56年と57年の月別の水需要を計算してみたときに,56年で一番たくさん使った月が7月でございますが,これによって計算しますと1人当たり1日が506リットル,それから57年,これは8月が一番たくさん使った月になっておりますが,この使用量は1人最大が475リットルとなっておりまして,56年より57年の方が少なくなっております。これから見て推計いたしますのに,ほぼ500リットルぐらいだというのが正しいんではなかろうかなと。水道局の推計は余りにも大き過ぎると思います。ちなみに,この前広域水道企業団の設立の議会がありまして,これが議決されたという,津山は80年が650リットルというようになっておりますが,どちらも余りにも大き過ぎる数値ではなかろうかなと思うのであります。 それから平均でありますが,水道局では68年の平均は1人1日当たり456リットルとなっております。80年が491リットル,私が48年から57年,10年間で見てみたときの数値と申しますのを申し上げてみますと,48年が427リットル,49年が414リットル,50年は421リットル,51年が427リットル,52年が436リットル,53年が441リットル,54年が437リットル,55年が420リットル,56年が428リットル,57年が427リツトルというようになっておりますので,これで推計する限りでは,この平均の428リットルというのが妥当な数値ではないかと。これより恐らく将来少なくなるのではないかというように私は思います。そういうことで,水道局の80年の491リットル平均というのは余りにも多い過ぎると,このように思います。 それで計算いたしますと,水道局の方は68年が最大の給水量は39万4,400立方メートル,すなわち39万4,400トンで1日の最大給水量になっております。80年が49万1,900トンと,こうなっております。私の推計では,前に申し上げました最大給水量の500リットルの計算でいきますと68年は31万5,000立方メートル,80年が36万5,600立方メートル,これが1日の最大給水量と,こうなります。大分の開きがございます。 それから平均でございますが,水道局の方は68年が30万5,800立方メートルとなっております。80年が38万900立方メートル。私の平均でいきますと68年が26万7,000立方メートル,80年が30万9,000立方メートル,こうなりますが,この上に工業用水が入ってまいります。工業用水というのは,これは年次的に見てみますと,だんだん使用量が少なくなっていることを水道局もよく御存じだと思います。すなわち,工業用水については48年を100として見ますと49年は79.8,50年が78.7,51年が76.1,52年は68.0,53年は65.9,54年が69.1,55年が64.1,56年は66.0,57年は64.5と,だんだん使用量が減っております。これで平均を出しますと,全部の平均は少し数値の内容が偏ると思いますので,52年以後の6年間を見ると大体68点幾つ,70.0に近い数値でございますので,これをとるのが一番妥当ではないかということでその数値をとってみますと,工業用水は1日2万6,600立方メートル,2万6,600トンというのがこれがまあ妥当な数値ではないかというように思いました。 そこで,この数値と前の給水の飲料水の側との計算をしてみますと,水道局はこの工業水が入っとるかどうかちょっとわからないんですが,恐らく入ってないと踏んでみますと,前に申しましたように39万4,400というのが68年でございますので,それに2万6,600立方メートルというのを足せば数値が出ます。そうしますと,ほぼ68年で42万立方メートル,それから80年が51万立方メートル,これが水道局の数値でございます。私のは,68年がほぼ33万立方メートル,80年が39万立方メートルとなりまして,33万と39万というように最大がなります。 平均になりますと68年は26万7,000立方メートルでございますので,それに2万6,000を足せばほぼ29万立方メートル,それから80年が30万9,200立方メートルでございましたので,2万6,600を足しますと33万5,800立方メートルというようになりまして,水道局の確保する可能性のある水の量から考えてみますとどうなるかといいますと,可能性のある水の量ということになりますと57年の水道事業計画の中に載っておりますけれども,計画目標年次昭和55年を設定し,計画1日最大給水量40万立方メートルを策定しておりと書いてありますから,苫田ダムを考えない前に40万立方メートルの水を確保する可能性があったというように読めるのでございます。そういたしますと,苫田ダムを施工しなくても40万立方メートルは1日確保できる可能性があったというように思うのでございますが,この点はどうでございましょうか。 そういたしますと,苫田ダムに頼らなくても,少なくも68年までは大丈夫という推定が私にはできます。その上に節水の余力があるということについてはこの前の2月議会で答弁がございました。それから漏水の対応についてはほぼ5%の向上が見込めると。約1万5,000立方メートル程度の漏水の対応はできるというようにも言っておられます。そういうことからもろもろ考えまして,今の時点で苫田ダムにどうしてもよらなければならないという,そういうことについては疑いがあるというように思うのであります。まだ吉井川の開発についての余力が十分あるというように踏んでおりますが,このことについてはいかがでありましょうか。 次に,県吉井川広域水道企業団に関連した質問をいたします。 これについてはいろいろ問題があると思いますが,問題点をちょっと省きまして簡単に申しますと,苫田ダムの完成について確固たる自信がおありなのかどうか。二つ目,苫田ダムはいつごろより工事にかかり,ダムの機能を果たすのはいつごろと思っておられるのか。3番目,苫田ダム建設のための総事業費は880億円となっておるが,工事費と補償費と分けてどのような内容になるのか。そのおおよその根拠は。4番目,企業団に岡山市が入った場合,苫田ダムの総事業費のうち岡山市が負担すべきものは一般会計繰入金と負担企業債との合計が37億8,700万円と理解しているがそれでよろしいのか。また,総事業費が880億円以上になった場合,たとえば仮に2倍になった場合には37億8,700万円の負担の2倍でよいのかどうか。5番目,次に水道の専用施設費に係る岡山市の負担については一般会計繰入金と企業債の合計が215億4,000万円と理解しているがそれでよろしいか。6番目,さすればダムの総事業費と専用施設費とを合計すれば253億2,700万円となりますが,これの支払いはいつから始まるのか。7番目,この償還は水道事業として独立採算が筋とすれば,仮に10年で償還するとすれば,仮に8分の利子として合計360億円を払わなければならないが,これは仮の話ですが,1年で36億円ずつ払うことになります。とすれば,水道の売り上げからいくとすれば1日に1,000万円の支払いになるということになるのでございますが,これを市民が水道料を払っておる量は1日にほぼ19万立方メートルぐらいではなかろうかなと事業年表を見て思ったんですが。そうしますと,これで単純に割りますと1立方メートル当たり52円50銭払わんといけんと。こういうことになりますと,1人当たり1カ月には平均674円となります。とすれば4人家族では2,696円の支出増という計算になりますが,このようにダムができない前に払うとしたらこれは大変だと。水道料金が4人家族で,標準家族4人として2,696円支出増になるということになりますが,この単純計算ですが,このような絡みはどうなっておるのか,ひとつ詳しく教えていただけばありがたいと。 私は今思いますのには,水の需要の中で岡山市が確保できる水は少なくも68年までは大丈夫ということでありますので,ダムの問題に係る水道企業団に入るのは10年先にしたらどうだろうかと。少なくもダムの見通しも立って,これで大丈夫というときになって倉敷流にいくのが岡山市のためには一番よいのではなかろうかと思うのであります。 また,仮に苫田ダムが不可能になったときはどのような始末がなされるのか。現在の責任者は全部といってよいほど残らないことになると思いますけれども,その辺をはっきりさしてもらいたいと思うのであります。 これでダムの質問を終わらせていただきます。 次に,学校給食のあり方について疑問があるのでお伺いいたしたいと思います。 この問題は文教委員会で精力的に取り組んでおりますので,調査の結果について教育委員会へいろいろ注文をつけることになると思いますけれども,私は今ここに残量の調査について,これは教育委員会いまおやりになっとることでございますので,その一部をいただいたわけでございますけれども,これによりますと,残量が非常に多いいということについては前々から指摘はしていたのではございますけれども,非常にパンの残量及びそのほかの副食の残量が多ゆうございます。 これによりますと,ある中学校でございますけれども,1年,2年,3年の平均のパンの残量が23.5%,もう一つの中学校では平均で──これはまあ10日間の調査でございますので,ちょっと申しおくれましたけど,10日間の調査をやっておる中で,パンの残量の平均ということに御理解いただけば,それがいま一つの中学校は23.5%パンが残っております。それからもう一つの中学校では平均が10日間で35.7%残っております。多いい日には42%という残量が出ております。そういうような状況。しかし,それのにカレーについて,カレー,めん類,これについては一つの学校では6.7%の残量,もう一つの中学校では14%,それからライスですね,米飯の場合はハヤシライスですけれども,一つの中学校では5%,もう一つの中学校では13%,パンと比べたら非常にまあ少ないというようなことになります。 小学校の方も二つほど調べさしていただいたんですけれども,パンの残量が平均で一つの小学校──これは8回やっておりますね。8日間のパンの平均ですが4.2%,それからもう一つの小学校でも同じように8回で4%。その中でハヤシライスをやっておりますが,これは一つの小学校では0.5%の残量で,もう一つの小学校では1.8%,非常に少ないということが出ております。そのようなことがありますので,このうどんやライスの組み合わせに配慮がいくことによって,残量を少なくすることができるのではないかというように考えたわけです。 言うならば,給食の内容についてどのようにしたらいいかということに問題がなると思うのでございますが,その一つの例として食器の問題があります。食器の問題については岡山市はちょっと深いおわんと,おわん言うんですかね,深い入れ物と皿,この二つしかないということで,私も認識不足でございましたのでそういう食器いうのはそういうように決まったものでいくんかなあと,疑問を持たなかったのが非常にうかつでございましたけれども,この食器についてはいろいろ問題があると。熱いものを入れたときには持てんとかいうようなことも苦情に出とるということで,早島の小学校,早島の中学校に行きました。ここは御存じのように食堂専用ですね,専用の食堂がつくられておる学校でございますけども,ここで見てみましたら食器の類が小学校では9種類あるわけです。それから中学校では5種類,これをそのときの献立に合わして適当に使い分けておるということで非常に評判がいいそうです。これよりもまだ食器について工夫しとる学校が岡山県内にはまだあるいうことでございますけども,そこまでは手が届きませなんだんで……。教育長ね,この食器ちょっと見てください。(と教育長に手渡す) そういうことで,まあ画一的にやられとる給食でございますけれども,今の残量の問題はこれも非常に問題なんでございますけど,その環境づくりですね,子供が喜んで給食をするということについてのいろいろな配慮。前に申し上げたように文教委員会でいろい調査しておる中で結論的に言いましたならば,教育委員会が給食についての主体性がないのではなかろうかなと。ないとは言いませんけれども,ないのではなかろうかというような判断を私いたしております。文教委員の方全部がそうかどうかわかりませんけど,少なくも私は教育委員会に給食に関する限り主体性がないというように判断いたしました。そのことを踏まえて食器の問題を今出したんですけども,食器を変えることが子供の食欲をそそることに仮になるのならば早急に食器の問題にも取り組まんといけないと。そのほかの問題いろいろございますが,これについては教育委員会はプロジェクトチームでもつくって,問題を早急に解決するよう強力にやっていただきたいと思います。 何か歯にはさがったような言い方して悪いんですけれども,学校給食の内容が子供本位になっておらないというような状況がいろいろございますので,これを踏まえて今後本当に子供本位の学校給食になるように御努力いただきたい。そのことをここでお願いし,御答弁を求めたいと思います。 まだ時間はございますが,第1間を終わらしていただきます。ひとつ御答弁よろしくお願いします。(拍手)   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 定政議員の御質疑に対しましてお答えをいたします。 岡山市が広域水道企業団に参加する必要性があるかどうかということについての御質問でございましたが,苫田ダムは御承知のように吉井川流域の治水対策と,県南地域住民の生活維持及び産業の発展に必要な水利対策として重要であると考えておる次第であります。岡山県におきましては,県政百年の大計といたしましてこの事業の促進に全力を挙げて取り組まれておるところであります。岡山市におきましては,住民の生命と財産を水害から守るとともに,将来需要の増大が見込まれております生活用水など,都市用水の新規の水源を確保し,良質な水の安定供給を図るために推進しなければならないと思っておるわけであります。 企業団はより高額補助の導入ができる広域水道事業といたしまして,水道用水供給事業の経営に関する事務を共同処理するものでございまして,その設立に向けて県とともに受益をいたしております流域の関係の市や町が一体となりまして協力する必要があると考えております。 また,協定書の問題につきましてございましたけれども,昭和42年に奥津町と建設省において締結をされました苫田ダム調査についての協定書は,建設省においてもダム事業を進めるためには水没地域住民の方々並びに関係地域の方方の格別の御理解と協力を機会あるごとにお願いをいたしまして,円満な解決に向けて努力されていることからいたしましても,当然にこの協定書は尊重されなければならないと考えておる次第でございます。 その他につきましては関係者から答弁いたします。 ◎企画室長(谷義仁君) 定政議員の御質問に対しまして市長の答弁を補足さしていただきます。 苫田ダム推進に当たっておられました県の担当者が死亡されたことについてお尋ねございましたが,その担当者の死亡につきましては過労によるものとお聞きしております。 それから,苫田ダム阻止特別委員会よりの要望書の内容でございますが,去る6月12日,委員会代表4名の方がお見えになられまして要望書の提出がございました。その内容は,賢明なる御判断と慎重なる御詮議を賜りますようお願いいたしますという内容でございます。 ◎水道事業管理者(篠原勇造君) 定政議員の質問について順序を追って御説明を申し上げます。 まず第一に水需要の推計の方法において甘いではないか,こういった御質問ではなかったかと思うわけでございますが,水需要の推計に当たりましては,岡山市の将来を勘案いたしまして予測される不足水量を苫田ダムに依存しておるのが現状でございまして,現在その80年度における超長期的な将来の水需要を予測する方法といたしまして,現在私どもが行っております第6回の拡張事業における将来予測の直線をそのままスライドして求めたものでございます。この将来推計の基礎となる6拡の予定値でございますが,これはもう先般皆様方にも御審議賜りました第6回拡張工事の,68年度1日最大40万トンという線をそのまま使わしていただいております。 これにつきましては再三議会でも御答弁申し上げておりますように,我々が経験的にも求め得られる最大の精度を持つものであると,こういうふうに確信しておりますので,御理解を賜りたいと思います。 それから,6拡の中の40万トンの水量が,その当時では苫田を依存しなくてもえかったのではないかといったような御質問ではないかと思うんですが,現在のところ我々は68年度40万トンという第6回拡張工事を計画進行しておりますが,現在岡山市が所有しております原水量,いわゆるまだ浄水になってない,まだ浄化してない水が35万8,700トン持っております。これは旭川,吉井川すべてのものを含めてでございますが,これをきれいな水,浄水にしますと約34万トンほどになります。昭和68年度を目標といたしました6拡の計画1日最大給水量40万トンのうちには浄水ベースで約5万8,000トン,取水ベースで6万2,800トンの苫田ダム依存水量を持っております。 その次に,苫田ダム水源費880億円以上のときどうなるのかと,こういった御質問でございましたが,880億円が変動したときの資金配分でございますが,現在告示されております苫田ダムに関する直接あるいは間接的な建設費と補償費の事業総額は880億円と言われておりますが,この資金配分といたしましては,上水道利用者は全体絡みで約37.3%の負担となるわけでございます。もっと詳しく申しますと,水源開発費,いわゆるダムの水源費につきましては上水道利用負担額の約50%が国庫補助をもらいます。残りの約25%が県が出します。応援します。約5%が参画事業体,残り約20%を広域水道企業団が負担することになります。こうした負担率につきましては建物等の物価上昇,あるいはそうした変動に当たっても同じ率がスライドされるものと考えております。 それから,この水源費の水源開発に要する岡山市の一般会計の出資金でございますが,これからダムができる間,一応69年という目標を掲げておりますが,その間に順次支払っていくわけでございますが,岡山市の出資金は7億3,800万円余の予定でございます。約10年間にこれを払って,最初の方では少なく,そして苫田ダムそのものの建設が始まったら若干上がってくるものと思います。 それから,今度はその水源を得まして浄水場をつくる。いわゆる専用施設をつくるために要る費用の推計を県の試算では,県がつくってる試算では80年度に38万トンの浄水を送水することができる施設を,県がつくった試算によりますと約720億円という考えを持っております。この場合,岡山市が水量案分による場合負担をする費用は約32億3,000万円程度でございます。これは仮にの水量案分によった場合というように申し上げさしていただきます。以上の費用を専用施設ができる時点においてそれぞれ企業団参加の皆様方が対応していただくことになると思います。 それから,先ほど市長も御説明申し上げましたように,この企業団というのはこれらの2市13町に企業団がよりまして,そして用水供給事業を行うわけでございまして,この用水供給事業体は各市町村によりまして構成されまして,それにつくられた水を我々水道事業体は買うわけでございまして,そのために,そうした法人格の資格をするための企業体が企業団の設立ということを今回議会の方へお諮りしとるわけでございまして,この企業団の創設に当たって参加する団体が払った水源費,あるいはダムの建設状態に応じて一般会計から企業団の方へ支払ってまいりますが,こうしたこと。あるいは吉井川の広域水道企業団ができまして,そうしたものへの出資金,こうしたものは一つの補助的性格を持っておりますので返済はされておりません。 それから,ダムはいつごろ完成するのかといったような御質問でございますが,ダムの完成の目途につきましては我々も深く関心を持ち,県あるいは建設省とも常に連絡をとっておるとこでございますが,県の回答としては昭和69年度までに完成さすべく強い決意を持って取り組んでおると,こういった返答が返ってきております。我々としましてもできるだけ早い機会に安定した水源の確保と,そういったことの実現を強く望んでおる次第でございます。 企業団参加の時期でございますが,我々といたしましては相当の水量を利水者側として要望しておりますし,なおかつまた今回の県の御努力によりまして,その安い水源を得ることができるこの際,この企業団に入るのがより安い水源を得る市民への義務ではないかと,こういうふうに考えまして,当初から参画を考えておる次第でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 本市の現在の学校給食の問題点について,残量の問題を中心にいろいろと御指摘をいただいたわけでございますが,現在学校給食が抱えております問題につきましては,お話にもありましたように文教委員会におきましていろいろ御指導,御助言をいただいておるところでございます。現在教育委員会内で学校給食に関する研究会を組織しておりまして,御指摘にもありました食器の件等,学校給食の諸問題について研究をし,早急に解決をしていく努力をいたしておるところでございます。今後も教育委員会は学校給食の実施につきまして主体性を持って,子供たちのための心の通った学校給食であるように,学校給食関係者の御協力も得て,改善に向けて努力をいたしてまいりたいと考えておりますので,御理解をいただきたいと思います。   〔44番定政猛男君登壇〕 ◆44番(定政猛男君) 今御答弁いただいたんでございますけども,880億円についてはこれより事業費が上がっても前と同じスライドでいくということは間違いないですね。 それから建設については69年度,これはまあ岡山市がやるんじゃございませんので,はっきりできるかどうかということについては自信はそれはなかなかないでしょうが,非常にこれは問題になると思いますのが,矛盾がありますのが,市長がおっしゃるように奥津町の主体は,これを尊重するという姿勢で建設省がおやりになりょんだというように理解しておられるようですけども,本当にこれを尊重しておやりになるということになると,なかなか難しい問題がある。すんなりいかないと。69年にいけるいうことについては非常に問題があるということも御理解なさらんといけないんじゃなかろうかなと思います。だから,強引に押し切ればやれないことはないかもわかりませんけれども,それでは非常に問題も残るし,地方自治の精神からいってもこれはそういうことをすべきではないというような理解がありますので,そういう面からいったら非常に難しいということが言えると思います。 それからもう一つ,建設費及び専用施設の問題ですけれども,これについて岡山市が負担するのは建設費で7億少々と,それからもう一つの専用施設については37億ほどだと,こういうにおっしゃったが,そうするとトータルで44億しかならないけどそんなもんじゃないでしょう。企業債の負担がありますから,これが40何億で済むような話じゃない。そこの辺はどんなんですかねえ。そこのことをひとつお答えいただきたいと思います。 ◎水道事業管理者(篠原勇造君) 定政議員の苫田ダムに関連の御質問に対してお答えいたします。 先ほど御答弁申し上げましたように,880億円を超えた場合,先ほど申し上げましたようにこの負担率につきましては建設物価等の上昇等があると思いますが,そうした事業費の変動があった場合も同じ率のスライドであると考えております。 次に,建設年度69年度については配慮をというようなお言葉だったと思いますが,このことにつきましては一応我々が県との間に取り交わしとる間におきまして,昭和69年度までには完成すべく強い決意を持って取り組んでおるといったようなことでございますが,御説のとおりこのダム建設に当たりまして水没関係の住民の方々の生活再建,あるいは水源地域の振興対策等を講ずる等,十分の誠意を持って対応する必要があると,また大切であると考えております。 それから建設費でございますが,水源開発費に関しましては,上水道の利水者負担の中におきます金額の中におきまして,財源といたしまして国庫補助,これは約2分の1ございます。一般会計の繰入金,これは約10分の1でございますが県が残分の約2分の1出しますので,先ほど御説明いたしましたような金額になるわけでございます。企業債はその折に残りが企業債の該当になるわけでございます。この企業債そのものは企業団が企業債を発行して,そうしてその企業債の元利償還といったようなことにつきましては,これは水道料金の方へ返ってまいります。 専用施設に係る岡山市の一般会計の出資金は,先ほど御説明いたしました32億3,000余万円でございますが,しかしこのほかに国庫補助が約3分の1ございまして,残りが企業債に当てはまるものでございまして,この専用施設にかかった企業債の元利償還は水道料金の方へ入って,我々の方が支払うように将来なると思います。御理解を賜りたいと思います。(「その企業債は何ぼ負担することになる」と呼ぶ者あり)後ほど資料をそちらの方へ差し上げます。   〔44番定政猛男君登壇〕 ◆44番(定政猛男君) 私はここへ資料をもらっとんですが,これで企業債の岡山市負担分は総事業費の中が30億4,900万円と,こうなっとるわけですね。それで今言われた7億何ぼと合わして37億8,700万円。それから,専用施設は企業債の場合が183億900万円と,こうなっとる。それで,32億3,100万円と合わして215億4,000万円,こうなっとるわけです。だから私が質問の中で申し上げているように,これが正しいんかどうか,こういうことなんですが,これは違うかどうかというのは後でなしに,今おっしゃってください。 ◎水道事業管理者(篠原勇造君) 水源開発費に係る岡山市の一般会計の出資金でございますが,岡山市の出資金は7億3,800余万円でございます。残り国庫補助が約2分の1ございまして,企業債があって,それでその企業債の約2分の1を県費が持つことになっておりますので,ちょっと手元へその資料見つかりませんので,後ほど資料を差し上げさしていただきます。 ○議長(藤原貢君) 次は順序に従いまして鈴木君。   〔11番鈴木邦彦君登壇,拍手〕 ◆11番(鈴木邦彦君) 皆さん御苦労さまでございます。昼下がりの大変に眠たい時間でございますけれども,しばらくの間御清聴をお願いいたしたいと思います。 私は,通告のとおり交通問題,農政問題の2点につき,市長並びに関係局長にお尋ねをいたしたいと思います。 まず第1点は交通問題についてであります。交通問題解決のあり方を示している仮称高島新駅について御質問をいたしたいと思います。この駅は山陽本線岡山駅─東岡山間の中間駅として幡多,高島,旭竜学区住民の永年の夢であり,これが建設については県南交通体系に一石を通ずるためにもぜひとも建設しなければならない事業として推進していただきたく,地元岡本議員,華房議員,亀井議員を代表いたしまして質問さしていただくことをまず申し上げておきたいと思います。 高島新駅建設については昭和49年1月,高島,幡多,宇野の3連合町内会が主体となり,3,543名の署名を添えて,その後高島学区自体といたしましても連合町内会長初め各町内会長が陳情して以来運動が具体化,その輪が広がったわけでありますが,その背景については幡多,高島,旭竜地区の急速な人口増加,市営団地,これは一般開発が進んできたわけでございますが,そうして県南東部地区,特に山陽団地や東岡山レークタウン,岡山ネオポリス,瀬戸バックハイツ等の大型宅地開発に伴う交通量増大の波は国道2号線及び県道岡山・美作線,牟佐から矢津峠を越し,東岡山から山陽新幹線側道へ,また瀬戸・宿・岡山線を経由して怒濤のように押し寄せ,高島地区で大遅滞を引き起こしているのが現況であろうかと思います。朝夕のラッシュ時には,通常10分から15分で到着する岡山駅へ約40分から1時間近くもかかり,四,五年先には1時間を超える時間がかかるのではないかと推測されるほど,交通事情は深刻の度を増しているのでございます。これに対する解決策は竹田・升田線,万成・国富線を接続する橋を旭川に架橋することであり,他の1点は大量輸送機関を見過ごして自動車集中マイカー通勤からの交通体系の転換を図っていくことであります。 過日岡山市の交通基本計画が発表されました。これによりますと,序論で自動車交通体系の不備を指摘し,それを代替すべき公共交通も相互に独立したネットワークを持ち,一体性,統一性が欠如し,十分に機能を果たしてなく,早急に拠点地区整備により公共交通制度の利便を追求し,自動車交通の分岐と他の交通手段への転換を促進し,両者が有機的に連絡し,一つの都市交通システムとして運用することが重要なことであると提言しておる次第でございます。 このように地域的な背景,そして将来に向かっての交通体系のあり方を追求していきますと,私たちの願いである高島新駅はぜひとも必要であり,早急に建設しなければならないと思うのでありますが,この新駅につきまして当局のお考え方をお伺いいたしたいと思います。当局は英断を下していただき,新しい交通体系が早急に確立いたしますように,よろしくお願いを申し上げる次第でございます。 さて,新駅建設への地元の高まりは去る6月23日に山陽本線高島新駅設置期成会を設立,25日には約2万名に及ぶ署名を携えて,会長以下役員が市長に陳情書を提出したことで,その熱も極に達したことでございます。長い間くすぶり続けてきた新駅建設への願望が一挙に噴き出したものと,我々議員団も意を強くするとともに,緊張を覚えたのでございます。この機にぜひとも建設しなければならないという使命感に燃えている私も一人でございます。 国鉄の概略的な計画によりますと,駅は岡山駅より東へ4.4キロ,東岡山駅より西へ2.9キロで,岡山駅─東岡山駅の中間地点に設置し,駅舎を新幹線高架下に配置するなど,極力建設費を安価にして設置し,60年3月の東北新幹線上野乗り入れに伴う国鉄ダイヤ改正に間に合うよう事業執行予定でございます。さらには,岡山─糸崎間に走らせているさい来る電車が好評なことから,新駅設置を機に東方面にもさい来る電車を20分に1本の割合で走らせる計画であるやに聞き及んでおる次第でございます。これが実現すると,県南の交通一大革命にも匹敵すると思うのでありますが,当局の新駅建設に対する基本的な考え方についてお伺いをいたします。 質問の第2点は,地方財政再建促進特別措置法第24条2項に関するものであります。新駅は1日当たり2,400人が見込まれ,東岡山駅以上になるだろうと言われるわけで,住民の利便のためにはなくてはならないわけであるにもかかわらず,なかなか建設ができなかったことは自治省指導による公共団体の国鉄への寄附を禁じたこの24条2項に大半が起因しています。この寄附行為は一般的には禁止されており,やむを得ないものについては自治大臣が承認すれば寄附ができるとして,そのためには期成会が一定割合を負担しなければならないといたしております。算式では増加収入とか,増加費用,耐用年数,減価償却費とか,建設費償還,借入金利息とかを考慮しなければならないのですが,基本的には建設費の高い安いによって負担割合が決まってくるという地方の特殊性無視の計算方式であります。 例を申し上げますと,先般静岡県掛川市が新幹線新駅を設置しようと市長が音頭をとって,1世帯当たり10万円の幕金活動を始めたところとマスコミが報じておりますが,120億の建設費が必要ならそのくらい期成会が負担しなければならないわけで,新駅建設の難しさと自治省の指導の強さを肌で感じたわけでございます。 高島新駅の場合,この算定方式で計算いたしますと,建設費が確定をいたしておりませんので判然とした数字ではございませんけれども,約5,600万円程度期成会が負担しなければならないと言われております。この期成会の負担金は,他に例をとると,おおむね付近で活動している企業が開発利益を享受するという利点から負担しているのが実情でもあり,6月より建設を始めた広島市の井口駅についても,用地費を含めた期成会負担金2億5,000万円は広島西部流通団地内に立地する協同組合総合卸センター及び関連企業ですべて賄われ,一般住民負担はないと言われています。本日御要望いたしております高島新駅について考えてみると,エリア内には5,600万円を負担するような開発利益を受ける企業はなく,逆に一番の開発利益を受けるのは市営住宅を有する岡山市であることが,期成会の募金活動を阻害している一大の要因であると思うのでございます。 そこでお伺いいたしますが,地元住民に負担がしわ寄せされた形で新駅を建設しなければならないことについて,市はどのように考えているのか。また,前述のように矛盾を内包しながらも全国一律規制している自治省の指導のあり方についてどう思われるのか。そして,新駅建設の最大受益者である岡山市が,住民負担軽減のために何か施策を講ずることができないのか,この3点についてお伺いをいたしたいと思います。 次に,住民負担に関連して県との対応についてお伺いいたします。県知事はさきの県議会で,この高島新駅問題は市と国鉄の問題であるとして,前向きの姿勢は示しながらも,何も援助する考えのないとの答弁をせられたと聞き及んでおりますが,県はこの新駅建設については援助しなければならない約束があり,市と国鉄2者の問題であると逃げるわけにはできないのでございます。それは,県が開発した藤原団地を建設する当時,新駅建設には協力するとの約束があったし,当時開発された数々の団地には新駅を織り込んでいた経緯があり,県の意向が十分働いていたと判断されるわけでありますが,市はこれらの件についてどの程度承知されていたのか,お伺いをいたしたいと思います。 もし承知しているとすれば,市は県に対して,県住宅公社に対して,期成会に助成措置を講ずるよう指導すべきであると思うが,市は県に積極的に働きかける考えがないのかお伺いいたしたいと思います。 新駅についての質問はこれで終わります。 次に,他用途米の関係でございますけれども,農政問題に移らしていただきたいと思います。 昭和53年から始まっている水田利用再編対策も7年目を迎え,今年度からは第3期対策として発足しており,市当局においても転作目標面積達成のために農協,農家組合等,関係団体と協議し,現在転作田の確認業務をされているところであります。第3期対策は4年連続不作による米の不足問題によって,新たに在庫積み増し制度による備蓄米の確保,あるいはみそ,しょうゆ等に利用する他用途利用米の導入を図り,米の安定供給に対応してきているのであります。国のこうした努力にもかかわらず,米不足はさらに深刻化し,農林水産省は去る5月28日,米の緊急輸入を打ち出したのであります。これは53年産米における厚生省の薫蒸剤残留検査結果臭素が検出され,安全性に問題があるとして出荷停止するためのものとしてとられた処置ではあります。 しかし,農家には厳しい減反による米の生産調整を強制し,一方では輸入米による需給調整を図るという相矛盾した農業政策がとられているのであります。これはことし限りということではありますが,市内農業者の気持ちを逆なでするものであると考えます。今後水田利用再編対策推進の上からも,市当局においては困難な問題に対処しなければならず,また農業団体,農家も幾多の問題を抱えることとなってまいりました。 そこで,次の2点についてお伺いいたしますので,市長あるいは関係局長から御答弁をお願いしたいと思います。 まず1点は,米づくりは本市の農家においても基幹作物であり,韓国産の輸入問題に対して農業団体を初め生産者においても農政不信はますます強くなっております。輸入米に対する市長のお考えはどうかお伺いいたします。 次に,他用途利用米でありまするが,種々の問題を残したまま見切り発車したのではないかと思うくらいたくさんの問題を抱えております。市としては他用途利用米にメリットがあると考えておられるのか。またどのような推進方法をとったのかお伺いいたしたいと思います。 以上で1回の質問を終わらしていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 鈴木議員の質問に対しましてお答えをいたします。 新駅の設置につきまして御質問ございましたが,まず基本的な考えをお聞きになったわけでありますが,駅間の距離の長い山陽本線の各駅間におきましては,岡山市の交通体系上設置の必要性を認識しておりますということを御了承いただきたいと思います。 次に,先ほど詳しく御説明がございましたのですけれども,地方財政再建促進特別措置法に関連をする問題について,本来新駅の設置は国鉄自体で行うべきものでございますが,昨今の厳しい御承知のような国鉄の財政事情では望むことができない状態のようでございまして,新駅設置費用の全額を請願者に負担してもらおうということになっておるわけであります。この法律は地方公共団体の公社,公団等への寄附行為の禁止を定めたものでございまして,特例として先ほどお話がございましたように,自治大臣の承認を得たもののみ設置ができることになっておるわけであります。市といたしましては,この法律について種々問題はあると思いますけれども,現在の法制下では従わざるを得ない,と考えておるわけであります。 また,県への対応でございますが,御質問のとおり県議会において知事から前向きの答弁がありましたが,さきに述べましたように,地方財政再建促進特別措置法の絡みもございまして難しいと思われるわけでございますけれども,御趣旨を体しまして県に対しても申し入れをしたいと思っております。いずれにしましても,新駅設置実現には種々の問題がございまして,その解決には何といっても地元の皆様方の熱意の盛り上がりが不可欠であると,かように私は考えております。今後地元の皆様や市議会の皆様方とともに実現に向けて努力してまいりたいと存じますので,御了承をお願いいたします。 次に,輸入米に対する市長の考え方をお聞きいただいたわけでありますが,53年産米の薫蒸剤の残留検査の結果が出まして,臭素が検出をされ,国は53年産米の安全性に疑問が出たとして韓国産米の緊急輸入を検討するということになりましたことは,先ほどお述べになったとおりでございます。これについて44年,45年に韓国に貸し付けております米を現物での返還を求めたものでございまして,先般聞くところによりますというと,15万トンで両国が合意を得たと聞いております。私は今回の国の処置につきましては,農業団体,また稲作農家等にいたずらに不安と不信の念を抱かせる事態に至らしめたものであると,はなはだ遺憾に思っておる次第であります。 そこで,岡山県市長会を通じまして去る6月の6日付で農林水産大臣や,また食糧庁長官,中国四国農政局長に対しまして,将来にわたるわが国の食糧政策の基本に立った見直しのもとに,生産者及び農業団体等関係者に不安を生じさせないように強く要望いたしたところでございます。どうぞ御了承いただきたいと思います。 その他につきましては関係者から答弁します。 ◎経済局長(藤昭博君) 他用途利用米にメリットがあるかどうかという御質問にますお答え申し上げます。水田はわが国の気候風土に適したすぐれた食糧の生産基盤でございまして,米の栽培は水田保全の有力な手段でもあるわけでございます。 そこで,他用途利用米の導入につきましては水田の持っております高い生産力と国土保全機能を発揮させ,そして水田の有効利用の拡大を図るなど,食糧生産上においてメリットがあると,このように考えておるところでございます。 それから,他用途利用米の推進方法はどうかということでございます。他用途利用米は転作目標面積の約10%でありまして,数量にいたしまして1,131トンの配分があったところでございます。この配分方法につきましては水田利用対策協議会等で協議をいただきまして,各農家組合にお願いをしてきたところでございます。各農家組合に対しましては農協と一体となりまして座談会を開催し,趣旨の徹底を図りまして,特に保全管理田の積極的な活用を図るべく御理解と御協力をお願いしてまいったところでございます。その結果,農業団体,生産者の絶大な御理解をいただきまして,現在のところ目標達成をしているところでございます。   〔11番鈴木邦彦君登壇〕 ◆11番(鈴木邦彦君) 再質問をさしていただきたいと思います。 駅の問題にいたしましても,これは地元の負担,また国鉄当局とのこれからの考え方,規模,いろんなことがあると思います。大方の答弁の予測はついておりましたが,まあ市長も前向きに,実現に向けて努力をされるということでございますので,これから私たちも頑張っていきたいと思います。 昨日,一昨日でしたか,まあめったにテレビを見る機会もございませんけれども,大岡越前の4時からちょっと見ておりましたら,松本市長に劣らず,また非常に人情味の厚い大岡裁きが出ておりましたけれども,この国鉄の新駅に関しましても地方財政再建の措置法というふうな非常にめんどうな法律がございますけれども,私は法というものは人がつくるもんであって,幾ら,けさほども質問が出ておりましたが,これはできた以上は絶対に守っていかなくてはならない。しかし法にもやはり時代の変遷に従っていい法もあるが悪い法もある。まあこれも私は私なりの考えで悪い法じゃないかと思いますが。国鉄はさきに申し上げましたように非常にさい来る電車が好評ということで,ただいま民営とかいろんなことが叫ばれておりますそのさなか,やはりこういう一大団地を背景に持ち,そうして岡山市が60万にも70万にもなろうというそのやさきに,やはり岡山駅の東西に関しましてもこういう中間駅を各所につくって,住民サービスをやっていくのが私は国鉄に課せられた責務ではないかと考えるわけでございます。これからも極力努力をしていただきたいと,市当局におきましても,国鉄または自治大臣に向かっての諸問題,いろんな手続もございましょうけれども,御努力をいただきたいと思うわけでございます。 大岡越前にも源さんという非常に庶民的な方がおられましたし,また幕府に逆らっていくぐらいの勇往果敢な伊織さんという名医もございました。市長を越前に例えるならば,両助役が源さんであり,伊織のお医者さんであろうかと思いますが,そうした名医をもとにして,私はこういう盲点をやはり改革し,そしてまたこの駅がもう一つでも二つでも高島駅に限らず,どしどしやって地域の交通便をやっていただきたいというふうに思うわけでございます。そういう態度をひとつこの場でもう一回御表明をいただきたいというふうに思います。 それから,農政の問題でございますけれども,これはただいまメリットがあるとかどうとか向こうからも,議員席の方からもありましたけれども,私は市長も先ほど15万トンという日韓の協議をめぐってほぼ合意に達したと言いますけれども,実際はこれが7万トンしか要らないと。なぜ要らないのか。53年産米があるからこそこれが7万トンしか要らないというふうなことも言われております。そうしてまた,この不足する米をいかなる理由にせよ水田再編成で農家にその一端を担わせながら外米を買うというふうな非常に矛盾したこの政府の方策でございます。私は本当に農家の方も熱湯を振りかけるような行為であると。だれ一人としてこれは怒らぬ農民はないというふうに思うわけでございます。 そうした中で私は,この他用途米がそれだき15万トンも輸入すれば,約8万トンは残るはずでございます。その8万トンの残った米をこれが一般米として売り出すんじゃなかろうかというふうな危惧を感じるわけでございます。この韓国輸入の米の問題が報道せられていろんな販売店では急上昇,消費者に対する単価が上がってきたということも聞き及んでおります。 そこで私は御質問いたしますが,この他用途米の導入を図って,米の安定供給に対応する一般米としてこの農家が生産した他用途米を買い上げてはどうかということについての経済局長の御所見をお伺いいたしたいと思います。また,各市によれば他用途米と政府買い上げ価格とのその差が余りにも大きいというふうなことで,市独自で主食用の米との価格差を補給する考えはないのかどうかお尋ねをしておきたいと思います。 以上でございます。 ◎経済局長(藤昭博君) 他用途利用米を一般米として買い上げてはどうかと,こういう御質問でございます。御指摘のとおり,米の緊急輸入の問題は非常に大きな波紋を投げかけておりまして,また厳しい批判にさらされておるところでございます。この点につきましての当局の見解は先ほど市長答弁で述べたとおりでございます。 こういう状況の中で政府といたしまして,この一般米の問題につきましては基本的には輸入に依存しないで,国産で賄う考え方の制度といたしまして他用途利用米制度がございますので,現在の制度の中で対応したいというように考えておるところでございます。市といたしましては,この制度のあり方につきまして市長会を通じまして見直しを要望しておるところでございますので,今後の国の動向を見守りたいと,このように考えておるところでございます。 それから,他用途利用米の価格補償の考え方はないかと,こういう御質問でございました。御指摘のとおりこの価格は非常に低く抑えられておるところでございます。市といたしましてもこの円滑な推進を図るために適正な助成等を検討しておるところでございますので,御了承賜りたいと存じます。   〔11番鈴木邦彦君登壇〕 ◆11番(鈴木邦彦君) ちょっと忘れておりましたことがありますので,駅の問題で今後,非常にいま地元に熱意ができ,そうして我我4人の議員団も顧問としてこれに加わったわけでございますけれども,これから市はどのように対応されていくのか。いましばし詳しく御説明を願いたいと思います。まあ手続等いろいろあると思いますけれども,我々も地元と一体となりこれから進んでまいりたいと思いますので,もう少し詳しく,今後どういうふうに対応されていくかということの御説明を願いたいと思います。 ◎企画室長(谷義仁君) ただいま鈴木議員からお尋ねございましたが,6月の25日,先日25日に地元から陳情書をいただいております。その後直ちに国鉄当局とも接触を保ちまして,その地元の御要望につきましてもそれを体して,市としまして国鉄に対しまして要望書を提出したいと考えております。その結果によりましては,国鉄からまたいろいろと条件等の提示があると思いますが,そういう中で国鉄ないし地元の方等とも御協議を進めながら,今後進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。(「大体いつごろ出すん」と呼ぶ者あり) できるだけ早い機会に出したいと思います。今国鉄とは接触して文面等について調整をしております。 ○議長(藤原貢君) 10分間休憩します。    午後2時35分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午後3時2分開議 ○議長(藤原貢君) それでは,休憩前に引き続いて会議を開きます。 次は,順序に従いまして片山君。   〔51番片山仁君登壇,拍手〕 ◆51番(片山仁君) 皆さん大変お疲れでございます。鈴木議員が質問が終わりますと傍聴席が空になりまして,一段と冷気が肌身にしむような思いをするわけでございます。せめて温かい答弁でもいただけたらと,このように思う次第でございます。 通告に従って2点ほど質問さしていただきます。 まず,柳川共同溝工事についてお伺いいたします。 今深柢学区民の最大の関心事は共同溝工事に対する安全対策であります。共同溝は道路の地下にばらばらに埋設されている電気,ガス,上下水道,電話などのケーブル配管などを地下のコンクリートボックスにすっぽりおさめ,ヨーロッパ風に都市の美観を高めようというものであります。柳川─大雲寺町間の1.1キロに深さ4.4メートル,幅7.7メートルから8.5メートルの共同溝を建設する計画であり,工事費50億円,工期63年度の5年計画で進められようといたしております。第1期は大雲寺交差点から岡山中央郵便局前までの700メートル,第2期は柳川交差点までの450メートルの大工事であります。これまでのように新しいビル建築を初め,公益施設の利用が増大するごとに修繕工事が必要となり,そのたびごとに道路を掘り起こされ,交通を阻害して沿道住民に多大な迷惑を及ぼしているものを解消し,住みよい町づくりを目指すものであり,垂れ下がった電線が街路樹の生育を妨げ,また高層ビル化の進んでいる柳川筋,万一のビル火災に対してもはしご車の使用がスムーズになるなど,瀬戸大橋時代への新しい町づくりのためにすばらしい事業であることには論をまたないところであります。深柢学区民を初め多くの市民の賛成するところであります。 建設省岡山国道事務所はこの計画に入るについて昭和52年11月にベストの交通安全対策として,電車全面運休によるバス代行運転をもって岡山電気軌道と協力要請され,2年余にわたる交渉の結果,54年11月電車複線運行で軌道会社とは大筋に合意されたと聞いておりますが,この事実経過を見ても建設省国道事務所も交通安全上バス代行運転がベストであると十分認識を持っていると思うのであります。事後県市の協議を重ね,昭和55年11月22比市企画室に調整窓口を設置され,同年12月深柢学区,清輝学区,弘西学区の3連合町内会長に共同溝の趣旨説明,参加町内会にパンフレットの配布とあわせ,町内会長から概要説明をと依頼されたのであります。工事施行者による交通対策,工事経過の説明は町内会,沿道住民はもちろん一度もなかったのであります。 昭和58年3月から今年3月までの1年余にわたり,埋設物の移転を交通量の少ない夜間をねらい,夜9時から朝6時,2社の大手業者によって施工されたのであります。この夜間工事についても国道事務所並びに市側調整役の企画,建設総務から何の説明会もなく,業者が工事あいさつに回ったのみであります。深夜工事のため安眠を阻害されると沿道住民の苦情が続出,あるいは陳情また口頭で市当局に訴えられております。私も建設総務課に問題の解決を申し出たことは御承知のとおりであります。 建設省国道事務所は今後の本格工事の例になると一切の交渉は受け付けず,業者にすべて任せ,騒音振動に対する処置として業者の社宅を開放し,あるいはホテルを利用しての一時避難対策をされたと聞いております。深夜の突貫工事により埋設物移転工事並びに軌道移転を終わり,既成事実をつくり上げ,去る6月11日に深柢コミュニティハウスにおいて各種団体代表並びに町内会長を集めて説明会を持たれ,初めて交通対策並びに電車運行が歩道に接近しての運行,工事手法などの説明があり,余りにも地域住民の生活安全を脅かす暴挙と,その怒りが頂点に達し,関係方面への陳情,学区民大会へと発展いたしたのであります。決議をもって住民の切ない訴えを起こし,関係方面に決議文を送っておられます。以上私の調査した経過を申し上げ,具体的な質問に入りたいと存じます。 その1は,岡山市の新しい町づくりの大事業が柳川筋のメーンストリートで行われる共同溝に対する今後市側の取り組み姿勢を明確にされ,今日まで建設省と地域との調整の経緯もあわせてお伺いいたします。 その2は,同工事に対する市及び水道局の工事負担額はどのくらいになるのかお示し願いたいのであります。 その3は,電車1日208便が両歩道に接近して運行された場合,もちろん軌道内は道交法で駐車禁止の規制を受けるため,これから5年にわたり商店経営者は商品搬入ができなくなり,営業上支障が生ずることは必然であります。また,児童生徒の安全な通学路,ごみ収集車,緊急車,タクシーの乗降者等の対策について市の窓口,建設総務及び交通安全対策課のお考え方をお伺いいたします。 きのうの新聞報道によると,建設省も事の重大さに気づき,工事の着工を延期されたと報道されておりますが,共同溝設置に対しては住民の反対はなくもちろん賛成でありますが,5年という長い工事期間であります。市民サイドに立ってベストな安全対策として,バス運行を軌道側と折衝されるようお願いするものであります。 かつて城下・番町線を軌道側の都合で廃し,バス路線に組み入れたときに,弘西学区,番町地区民が協力したことも思い出していただきたいのであります。現状を見詰めた解決を早急に望むものであります。市長並びに関係局長の深柢学区民の立場に立った御答弁をお願いする次第であります。 その次は,旭中の体育館の市立商業との共用使用についてであります。 岡山市の32中学校の中で独立体育館を持たぬ中学校は旭中のみであります。この問題は今さら申し上げるまでもなく,現況は教育委員会は十分承知されていると存ずるのであります。現場の苦悩を知っておりながら何の方途も講ぜず,旭中と市商間の調整のみに頼り,今日まで17年間が経過いたしております。これ以上放置することは中学校教育の破滅につながると,旭中PTAはもちろん弘西小PTA,南方小PTA,市商後援会が一体になって当局に対して猛運動すべく準備中でありますことを申し添えておきます。 昭和46年の6月に私の当選初の定例市議会に,初登壇でこの問題を取り上げ訴えたことは議員生活中決して忘れることのできないことであり,初心に返り,誠意を持って取り組まねばと,新たな反省に立っております。続く56年2月定例で重ねて市商と市工の統合並びに体育館問題解決を強く要望しておりますが,馬の耳に念仏で今日まで推移いたしております。松本市長の次代を見詰めた御英断と事情に精通しておられる奥山教育長に期待を寄せ,私が調査した現在の問題点を申し上げたいと思うのであります。 その1は,体育科の授業については授業時間帯が重なり,時間割り編成が非常に困難である。時間帯が重なった体育科の授業で雨天の場合は体育館が使用できないので,やむを得ず教室で授業をしなければならぬ事情である。雨天に使用できぬ体育館は旭中生徒のみであります。学校行事の関係で短縮授業を実施した際,予定していた時間帯のずれで体育科の授業が体育館で実施できない。また,学校行事については授業以外で体育館を使用する場合,常に市立商業と連絡調整が必要であり,双方どちらかの学校が授業や行事の変更を必要とするのであります。また,儀式等の行事で会場の準備あるいは後片づけに制約を受けることが極めて多いということであります。 全体指導,生徒総会,学習発表会,保健的行事等の体育館の使用が制約を受けており,また管理については市立商業学校の授業の関係で清掃がでけないことが多く,管理上の多くの問題点があるということ。体育器具用具が置き場所の関係で共有となっているものもあり,破損等の場合連絡不十分となり両校のトラブルの原因となっておる。また,56年度より実施されている学習指導要領等では,授業時間以外の学習時間がふえており,体育館での指導がぜひ必要となるが,使用がなかなかできぬため義務教育課程の消化すら困難と現場教師は嘆いております。 以上枚挙にいとまもない問題点を抱えて,幾ら市商と調整しながら申されても限度があります。根本的な解決にはなりません。 最後に,中学校区である弘西,南方スポーツ少年団の先進学区であり,種目的にも多く,スポーツの盛んな学区であり,スポーツに縁のない子供たちにスポーツの光を当て,やっと芽生えた若芽が中学進学と同時に部活の低迷でスポーツ離れを起こして,摘み取られていく現況を黙視できないところであります。スポーツは続けることに意義があり,やめるときが一番怖い時期と心配するのであります。1週間の中月曜日と水曜日は部活は一切なく,そのためにもわずかな時間しか使用でけないこと,これから伸びる一番大切な生徒たちの将来を考えるとき,何とかしなければならないといら立ちを感じております。 市内には操山中を初め格技場をも備えた学校があります。旭中の体育館を2階建てに改装するか,別に格技場をつくるか,何らかの方途を見出して義務教育の正常化を図っていただきたいのであります。この現実の実態をどう認識されておるのか。市長,教育長の御所見をお伺いして質問を終わります。 ありがとうございました。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 片山議員の御質問にお答えをいたします。 柳川の共同溝の工事に伴う交通安全確保についてでございますが,御承知のように道路は産業経済の発展を支える基盤でございますし,また都市の防災空間として,あるいはまた市民の日常生活に欠がすことのできない電気とかガス,水道,電話,そういうものの公益施設が埋設利用されております。しかし,都市の発展に伴う公益施設の需要の増大に対処するために,施設の増設あるいは修繕工事が必要となりまして,再三道路を掘り起こしたり,あるいはまた交通を阻害をする。沿線の住民に非常に不便をかけておるというようなことが起こっておるわけでございます。市民生活に役立つように共同溝をつくり,そしてこうした交通混雑というものを解消していくということになったわけでございます。岡山市街地における共同溝網につきましては,さきに発表をいたしました岡山市交通基本計画にも盛り込まれておりまして,現在国道53号線の大雲寺交差点から柳川交差点までが事業化されておるものでございます。しかし,共同溝の工事というのは現在の道に一定の交通量を維持しながら行われるものでございますので,沿線の市民生活に影響を及ぼすことは避けることができないわけでございまして,こういう点につきましては御理解をいただきたいと思うわけであります。 国道53号の共同溝工事につきましては,建設省におきまして昭和59年度から本体の工事に着手する予定にいたしておりまして,きょうの新聞で拝見いたしますというと一時着工をおくらすというように報ぜられておるわけでございますけれども,この交通安全対策ということにつきましては地元の民意を十分尊重をし,建設省並びに警察等とも関係機関が十分協議をしまして,お互いの協力の中で万全の安全対策というものを図るようにそれぞれ要望してまいりたいと考えておりますので,御了承いただきたいと思う次第でございます。 その他につきましては関係の方から答弁させます。 ◎水道事業管理者(篠原勇造君) 片山議員の共同溝の分相金について御答弁申し上げます。 現在国道53号線柳川─大雲寺町間で共同溝の工事が施工されております。この共同溝に水道局としましては口径1,000ミリの管の入溝を計画しております。現在施工されている共同溝工事が,第1期分として東中央町1002番から田町一丁目3の104号の間,延長560メートルを施工中でございますが,この1期分における共同溝への入溝に伴う水道局の負担額は1億1,974万円で,昭和57年から昭和59年の3カ年で負担することとなっております。 ◎教育長(奥山桂君) 旭中学校の屋体の市立商業と旭中共用の問題について熱意の込もった御質問をいただいておるわけでございますが,御指摘のように,体育の授業や部活動,学校行事等で調整面でいろいろと御苦労があるわけでありまして,これまで両校から体育館建設の要望が出されておりますし,御指摘のように議会でも論議された経過がございます。しかし,新しい体育館の建設につきましては,財政的に厳しい状況の中で具体的に取り組むことが困難であり,今日に至っておるわけでございます。 中学校,高等学校での体育の授業時数の確保につきましては,昭和59年度旭中は普通学級12クラスで総時間数16時間,商業の方は13クラス23時間でありますが,商業の授業は40分単位でありまして,朝の始業時刻も早く,中学の1,2校時に3時間がとれる関係から授業については時間の確保が可能になっております。ただ,部活動,学校行事の面から見ますと十分とは言えないわけでございます。両校で話し合い,調整をしてできる限り円滑な運営に努力してまいりたいと,そう考えておりますので,御理解を賜りたいと思います。   〔51番片山仁君登壇〕 ◆51番(片山仁君) 答弁漏れがございましたので。先ほどもお願いしておりますように柳川の電車が,現在のいま軌道敷が両サイドに分かれておるところに通るとどのようになるかというようなことも,総務課と及び交通安全対策課の見通し等についてのお願いをいたしておりますが,これ答弁漏れでございますので,答弁をお願いしたいと思います。 共同溝設置に関することにつきましては,大変市長の温かい御答弁によりまして,関係方面に十分働きかけたいというようなことでございますので,今後の円満なる解決へ向かっての御一層の努力をお願いしたいと思います。この件については後からお知らせ願いたいと思います。 なお,先ほど旭中の体育館のことにつきましては46年の6月,そしてまた56年の2月,さらにまた守屋さんからも体育館問題につきましてのいろいろと訴えがあったわけでございますけれども,両校の調整というようなことで対応というものは17年間の答弁というものがいっこも前進しないということはまことに残念な限りでございます。これが共用問題が起こった当時といたしますと,ちょうど夜間の学生が大半でございましたからこの問題がなかったわけでございますけれども,今でも市商の子供さんは昼間が200人,そして夜間が81人というようなことでございまして,今日までお互いの両校がいろんな調整をしながらやっておりながら,かつ先ほど申し上げたような問題点があるわけでございまして,市商も勤労学徒の有職少年が勉強を続けておるわけでございまして,これもどうしてもりっぱにやっていただきたいという気持ちは変わらないわけでございますけれども,片や非常に今問題の多いい中学生に対しまして,決して旭中とてこの問題のない学校ではないということは教育委員会もよく御存じだと思うわけでございまして,将来の体育館の建築に向かって,もう一度,従来調整という言葉はもう私も十分頭へしみ渡るぐらいに聞いております。これだけでは解決しない問題でありまして,剣道部のごときは早朝練習もしくは弘西の小学校,南方の体育館,そして東署の道場を借りて練習するやに聞いておるわけでございまして,これから伸びるその若芽を部活の活発化によって伸ばすということが,摘み取るというような経緯になっておるわけでございまして,この点は奥山教育長も十分御認識と思いますので,今後とももう一度お考えを調整以外に進展しますようにお願いを申し上げる次第でございます。 この件は答弁は要りません。先ほどの交通安全等についての答弁漏れだけをお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎建設局長(神原俊彦君) 深柢学区町内会長の34人の人のうち,6月23日以降に21人の町内会長の方々に,建設省と市と一緒になりまして事業の概要につきまして詳しく説明をし,理解をしていただいておるわけでございますが,今後とも理解と協力を得られるよう努力していきたいと,このように思っております。 また交通安全対策につきましても,安全が守られるよう関係機関に強く要望していきたいと思います。 ○議長(藤原貢君) 次は順序に従いまして有井君。   〔6番有井靖和君登壇,拍手〕 ◆6番(有井靖和君) 大変御苦労さまでございます。質問の前に,先般大先輩であります難波議員さんが突然亡くなられ,私ども,無所属であります私におきましては非常に責任も重大と認識しておるところでございます。残された約3年全力で,足元にも及びませんが頑張る決意でございます。 また,この1年間振り返ってみますと,私自身は非常にどういいますか,多事多難な出発でございまして,皆さんも御案内のとおりでございます。しかしながら,先輩の議員の皆さん方の励ましや激励で,私なりに全力投球をしておるところでございますが,多々失礼な点も多分にあったかと思いますがお許しをいただきたいと思います。 また市長さんにおかれましては,私もこの1年間いろいろな地域を回る中で,よくやっておるな,大変だなというようなちまたでのさまざまな声が耳に入るところでございますが,何せこの56万市民の代表でございます。市長さんが提唱されております行政における1分1秒,財政における1円を大切にする姿勢というものを私どもも微力ながら支援さしていただきたいと思います。 そこで,通告の中で財政の関係のところでございますが,サラ金の問題と入札の関連でございますが,この件につきましては具体的な問題もあるわけでございますけど,取り消さしていただく,このように思っておるところでございます。 それでは,経済局の関係を通告によりましていろいろ御質問さしていただきたいと思いますので,どうぞ誠意ある御回答をお願いしたいと思います。 テクノポリスの指定も聞くところによると7月中には指定をされるというようなことも耳にしておるところでございます。しかしながら私どもは,これはただ単に賀陽町や御津郡の問題,あるいは県の問題というんでなし,本市に非常に大きいかかわりもあるわけでございます。そういう面で企業立地の推進懇談会も伝え聞くところによると6月中に設置されるとのことでございますが,今日どのようになり,またどういう方向でそれを進め,また設置しようとしているのかお聞かせをいただきたいのでございます。 農業問題におきましては,各新聞あるいは先ほども鈴木さんの方からいろいろ農業にわたる具体的な問題,御質問があったところでございますが,私は臨空農業の問題でいろいろ御質問をさしていただきたいと思います。先般も経済局の関係者の皆さん方からフライト指向品目の試験場について連れていっていただきました。いろいろ市としても,あるいは関係者といたしましても努力されておるということはこの肌で感じたところでございます。しかしながら,生産農家の声というのは深刻な声として私の耳に入っておるものでございます。そのような中で,農業を取り巻く情勢というのはきわめて厳しいなあというのが肌で感じたところでございます。 先日でしたか,鳥取県の方でたまたま私の親戚もありまして,いろいろ農業問題,果実の問題や農業を取り巻く問題について聞かしていただいたところでございますが,鳥取県としてはいろいろ各団体の皆さん方に,果実を積極的に,どういいますか,県内だけで賄ったり,日本の国の中だけでナシとかいうものを販売するんでなしに,積極的に東南アジアに輸出の拡大を図っておる。こういうようなことも聞いておるところでございます。本市におきましても,二十世紀梨は生産しておりませんが,柿とかあるいはブドウとかいうものは生産をしておるところでございます。特に鳥取県の方では柿では59年度750トンを東南アジアの方へ輸出しとる。二十世紀では50万箱,そして新世紀のナシは3万箱を輸出し,さらに輸出を積極的に拡大をしていこうということで関係者の努力がされておるとこうでございます。 また他方島根県におきましては,あらゆるそういう農産物において,調理方法などを紹介した本を積極的に市民の皆さん方に読んでいただく。そして,どういいますか,そこで生産された2級品とも申しますか,くず商品と申しますか,そういうものもむだのないように利用していく,また自分たちで工夫していくと,こういうようなものも出しておるようでございました。 そういう中で二,三,御質問に移らしていただきたいと思います。臨空農業問題におきましてはすでに各市民の皆さん方や関係者の皆さん方非常に関心を持っておられるところでございますが,まず野菜生産農家の所得の安定を図ると同時に,市場の情報化を急いでほしいというのが生産者の声でございます。特にこの点についてお願いをしておきたいと思います。 それから転作の問題でございます。私も先般家内の里が足守でございまして,転作の大豆を植えということで年寄りが腰の方が痛いということで,手伝いしなさいということで私も微力ながらちょっとさしてもらったところでございますが,転作も四つの麦,大麦,小麦,いろいろありますが,その10年目に,国内産の麦も10年目に当たって,復活がされて10年目に当たるところでございますが,それも大きな岐路に立ち,小麦の方としてはどういいますか,利用とするものが大でございますが,大麦,裸麦等についてはその利用も限られてくるというようなことで,今度は大豆ということでございます。そういう中で本市の今後の推進方法,転作の今後の推進方法について明らかにしてもらいたいと思っておるところでございます。 また,新聞等で見ます限り,専業農家の高齢化の問題がこれまた大きな活字となっておるところでございます。本市の今後の農業政策をどう考えておられるのか。その点についても明らかにしていただきたいと思います。また,その下に中四国農政局の59年度の調査結果等も出ておりますが,数字的につきましては皆さんすでに御案内かと思いますが,ここの中で数字を見る限りは65歳以上の男子の場合17.7%,女子の場合21.4%,全国平均を大きく上回っておるのも特徴と思うところでございます。 それから,家畜の環境汚染が社会問題化され,今や本市としても抜本的な考え方をやっぱ示していただかねばならないときではないでしょうか。昨年でしたか一昨年でしたか,足守に家畜の基地ができるということで調査費500万か5,000万かを計上していただいて調査をしたところでございますが,住民の猛烈な反対でこれも阿新地区の方にそれが行ってしまったということをお聞かせいただいておるところでございますが,これからそういう大規模なものができないのなら,小規模の中でやっていくことになるわけですが,そこでいろいろ生まれる難しい問題,これについてやっぱし市が積極的に指導をしていく根本的な考え方,家畜生産者の根本的な援助といいますか,そういうものもやっぱり考えていかねばならないのじゃないでしょうか。 そういう中で,やはりこの野菜とかあるいは高齢化に向かう農家の政策とか,あるいは家畜を飼う上でのいろいろな問題というのはどうしても資金問題になってくるわけでございます。後継者などに対する融資のPRについても積極的にやはりやっていただくことが大事ではないでしょうか。先般も私どもの高松稲荷の付近でアスパラとか,あるいはトマトなんかを生産する若者がおるわけでございますが,自費でそれをしておる人もおるし,ハウスをつくっておる人もおるし,また農協などでそういうような補助金をいただいてつくっておられる方もおるというようなことでございますので,やはりそういう融資制度についても当市としては積極的にPRしていただく必要があるんじゃなかろうか,このように考えるところでございます。 さて,建設の問題でございます。市営住宅の団地の買収地,特にここでは万成の市営の土地取得,番地については御通告をしておりますが,ここの問題でございます。万成はあそこへ何軒か市営住宅,同和対策で建てられるんかどうかそこら辺は定かではないんですが。そこで地権者の皆さん方が9人おられるところでございましたが,それも市の方に昭和57年8月3日にすべて契約譲渡されておるところでございます。 その中に,江国石材店という方で,この方はどういいますか,子供さんが障害者のお子様がおられ,ボランティアその他については積極的に参加し,あるときには自分の財布からお金を出して積極的に協力をしていただいておられる方でございます。この方の土地をめぐりまして隣地の,これどちらがどういうミスを犯したのかわかりませんが,隣地をめぐって長年押し問答を当市としておるというような問題でございます。これも既に建設をすると言ってから,もうはや既に,昭和57年ですからもう2年からたっておるわけです。先般も私も9月議会にこの問題を指摘しました。そしたらやりますというお答えでございましたが,私もほんなら積極的にやってくれということであえてこの場所で御質問をするのを控えたところでございますが,今日それがどういうような進展をされとるのかということで確かめたところ,まだまだ難しい問題があるということで,進展をされておりません。 そういう中で,私は江国さんが無理を言よんじゃろうか,市が無理を言よんじゃろうかということで第三者の立場で判断をさしていただいたところでございますが,何としましても市の測量のミスというものがやっぱし明らかになっておるんではなかろうか,このように感じました。具体的にはここでどうこうと押し問答する必要はないと思いますが,ぜひ解決を急いでいただきたいと思います。ちなみに,取得が2億5,851万何がし,今日までの約2年間の金利が334万6,769円というのがついておるわけでございます。それからまた1年2カ月たったわけですから,この計算をすれば,金利計算を逆にしたところでは大きな数字になってくる。したがいまして,市長さんの言われる1分1秒,1円を大切にという提唱からは大きく後退をするんではないでしょうか。この点について御答弁をお願いしたいのであります。 次は自転車問題であります。放置自転車の処理問題でございます。私はかねてから交通安全対策課あるいは第二事業所の関係者の皆さん方とお話をしたところですが,一様に難しいということでございました。私もちょっと意地が悪いもんですから,どういうことが難しいんならと言ったら,なかなか警察の方が難しいということで,警察の方へ聞きに行きますところ何ら難しい問題はないわけでございます。そういう中で,本市の関係者を警察の方へ行っていただきました。関係課長さんなんか連れて行ってまいりました。事の詰めたところは,やはり本市がその自転車を処理する上において,条例なり取り決めをきちっとしていただければ何ら問題がないということであります。 したがいまして,今まではごみの埋め立て,山田へ持っていってプレスをして埋めておったのが,今後そういうことをせんでもいいじゃないかと。再利用あるいはくず鉄として売ってもいいじゃないかということから,この問題を市関係課長のところであれから大分たっておるわけですが,具体的な方策というものはもう煮詰まっておると思いますので,この点についてひとつ御答弁をお願いしたいと思います。 また,今年度の補正におきましては交通安全対策の一つとしてカーブミラーを300万円計上していただいております。大変ありがたいことだと思いますが,交通安全対策の一つとしてやはりそれと同時に,ガードレールの設置というものも市民の皆さん方の要望として非常に高いのであります。この点につきましてもぜひよろしくお願いをしたいと思います。 続きまして雨季を控えての河川整備の問題でございます。これは関係者の皆さんもうすでに御案内のとおりでございますが,岡山新空港の開発も音を立てて大きく動いております。こういう中で,やはり風上がそういうような開発をされると,思いもよらない水が一気に川下へおりてくるというのは,これは明々白々でございます。そういう中で,今笹ヶ瀬川の上流から下流を見るところでは非常にこの整備がおくれておるんではなかろうか。川の中に木があったり,周辺は草ぼうぼうというのが現状でございます。この点につきましても関係者の方へ積極的にひとつお願いをしていただきたいと思うのでございます。 続きまして,総務関係の扶養手当についてでございます。これは私素朴な質問として今回提起さしていただきたいと思います。公平という言葉がしばしば出てくるところでございます。公平とか平等というような言葉が出てまいります。ここで,公平,平等という上に立つならば,扶養手当につきまして,公務員の場合と申しますか,夫婦ともに扶養する義務があるわけです。しかしながら男性の場合は無条件で収入とかあるいは財産とかいうようなものを問わず,扶養手当を申請すれば月給の中から扶養手当というものがつくわけでございます。しかしながら,申請すればつくわけでございますが,公平という立場に立つならば,公務員の場合は男女が平等賃金であります。したがいまして,御主人の方が例えば職場の方で扶養手当がつかない場合,奥さんの方が公務員であった場合,これを申請すればそれがつくもんかどうか。ここら辺についてひとつ素朴な質問として御答弁をお願いしたいのであります。 教育問題であります。教育問題におきましてはいろいろ教育長さん以下,いろいろ合併地域において配慮していただいたり,あるいは私どもの管内にあります小学校,中学校においてはいろいろ配慮をしていただき,本当に喜んでおるところでございますが,まだまだ教育の問題において,教育関係において技術者の不足があるんじゃなかろうか。例えば,いろいろ陳情の中で来られ,またそれを設計したり,あるいはその設計が変更になったり,あるいは設計以外のものが付属して出てくるというような中で,非常に関係者の皆さん方が現場へ行ったりして,技術者の方が不足をするようなことはないんだろうかというような気がしてなりません。教育委員会の方で技術者が少ないからということで,工事その他についておくれるというようなことは今までなかったわけでございますが,そういう面でひとつもし不足しておるのならば,増員について真剣に考えていただきたいところでございます。 次は民生関係の問題でございます。既に関係者の皆さん方には,知恵おくれの働く場づくりとか,雇用とかいうようなことでいろいろな角度でさまざまな御意見が,関係者の皆さん方の耳に入っておられるところでございます。また本市におきましては福祉という面では大きくプロジェクトを組んでいただく,急速に進む高齢化社会に向けて組むというようなことが新聞報道であります。私は大変いいことだと思います。しかしながら私どももそれと並行して,シルバー人材センターや老人の皆さん,そして障害者の皆さん方の働く場所も一様に考えていただきたいというのが今日のお訴えでございます。そういう点につきましてひとつ明快なる御答弁をお願いしたいと思います。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 有井議員の御質問に対しましてお答えをいたします。 まず企業立地の推進懇談会の設置についてでございますが,岡山市は御承知のように将来中四国の中核拠点として人口の集積,あるいはまた行政,文化等管理機能の集積など,都市機能の充実が見込まれております。本市の持つ地理的な優位性や特性を生かして,バイオテクノロジー,あるいはまたエレクトロニクス,医療機器の産業,あるいはまた情報処理産業等の高度な技術や知識,情報に支えられた新しい分野の企業誘致というものを推進してまいりたいと考えております。 このためには,まず先端技術産業の立地の問題,あるいはまた地場産業の育成,そういうものの方策につきまして協議,検討をするために先端技術産業立地推進懇談会というものを早急に設立したいということで,現在商工会議所と協議を行っておる段階でございますので,御了承いただきたいと思います。 続きまして,雨季を控えましての河川の整備でございますが,足守川の改修事業につきましては,昭和49年度に完了をいたしました第1期の計画に引き続きまして,昭和50年度から第2期計画として倉敷市の日畑橋から岡山市の門前地区への区間で改修が進められております。昭和58年度までの進捗率は約80%と承知をいたしております。現在までのところ岡山,倉敷,総社の3市で足守川の改修促進協議会を結成をいたしまして,河川管理者である県を初め関係機関と積極的な改修促進を働きかけておるわけでございますが,今後とも協議会を中心といたしまして,第2期計画の早期完成に向けまして事業費の増額確保と,改修済みとなっている第1期の計画区間の県道岡山・倉敷線以南の第2次改修の実施を重点にいたしまして,強力な陳情活動を行いたいと考えております。 笹ヶ瀬川につきましては新空港関連に伴いまして,昭和58年度に河川局部改良事業に採択をされ,津高地区の横井上から栢谷に至る1,200メートル間につきまして改修が行われております。河川管理者である県においては新空港の建設に伴いまして笹ヶ瀬川への流水量の増大に対処するため,改修を鋭意進めておりますので,市としましても今後笹ヶ瀬川の改修事業の促進を図るために,県を初め関係機関に強く働きかけてまいりたいと考えております。 次に障害者の福祉につきましてでございますが,国際障害者年を契機といたしまして,昨年の3月策定をいたしました「障害者対策に関する行動計画」で六つの施策目標を掲げておりますけれども,その中の一つに社会参加の促進といたしまして,障害の種別や程度に応じまして雇用,就業を促進するよう取り上げております。障害者が適性と能力に応じた仕事に従事できることが,障害者にとって生きがいのある喜びでございまして,社会にとっても有意義なことであると思うわけであります。 一般雇用につきましては,国,県の指導のもとに企業の協力によりまして,身体障害者の法定雇用率の達成に努力いただくとともに,雇用率の達成した企業につきましてもより一層の努力をお願いしてるところでございます。 重度の障害で一般雇用の困難な人たちのために,福祉就労対策が必要でございまして,精神薄弱者のために共同作業所の整備や助成をいたしております。また,公園の清掃作業にも従事をしてもらっております。 また,在宅等の方が創作活動を通じまして働く喜びと生きがいを持つために,製作品を展示販売をするという福祉の店を7月17日に開店いたすことにいたしております。いずれにいたしましても障害者の就労につきましては,障害の種別だとかあるいは程度によりましてニーズが異なってまいるわけでございますので,今後その方策について去る6月29日にこ設置をいたしました岡山市障害者対策会議におきまして今後も十分研究をいただき,対応してまいりたと考えておりますので,御了承いただきたいと思います。 その他につきましては関係者から答弁させます。 ◎総務局長(八木肇君) 扶養手当につきましての御質問にお答えいたします。 御質問の御趣旨は,夫婦が共同して生計を維持している場合に,夫または妻のいずれがその子の主体扶養者になり得るかの問題だと,こういうふうに思うわけでございます。扶養手当につきましては,これは岡山市職員の給与等に関する条例でございますが,これに基づきまして他に生計の道がなく,主としてその職員の扶養を受けている方という中で,配偶者あるいは18歳未満の子,孫,弟妹,あるいは60歳を超えている父母とかあるいは祖父母,そうした方々に支給するようにしているとこでございます。 ところで国の取り扱いでございますけれど,そういうことに準じてやっているわけでございますが,家計の実態及び社会的通念等により主たる生計を維持しているかどうかの認定をいたしておるということで,一般的には生計の中心者としての世帯主であります夫が主たる扶養者であるというふうに考えられて取り扱われているということでございます。本市の場合におきまして,第2子以降というときにおきましてはやはり両者の扶養という関係もございますので,家計の実態等を考慮しながら,妻にも支給できるような取り扱いをしておるというところでございます。今後そうした国や県等の取り扱いを見る中で,実態に即したような取り扱いということについて研究してまいりたい,こう思うとこでございます。以上でございます。 ◎経済局長(藤昭博君) 有井議員の数点の御質問に対して御答弁申し上げます。 まず第1点は,野菜生産農家の所得の安定の問題と市場の情報の提供の問題でございます。野菜の生産につきましては天候の影響を非常に受けやすい産業である。さらに,需給の不均衡やあるいは価格の変動を繰り返しておるのが現状でございまして,生産者の経営に及ぼす影響は議員御指摘のとおりでございます。したがいまして,主要野菜につきましては国,県におきまして価格安定制度を設けておりまして,低落時には一定の価格補償がなされておるわけでございます。岡山市におきましても,数農協がその指定を受けておるところでございます。今後は対象品目の枠の拡大や制度の拡充を関係方面へ要請してまいりたい,このように考えておるところでございます。 なお,需給の均衡化や価格の安定化を図るためには,全国的な視野に立脚をいたしました産地情報や需給動向の把握が不可欠でございますので,県経済連等,関係機関に対しまして情報の的確な分析や迅速な提供,さらには市場対策や産地指導等に向けてやっていただくよう要請をしてまいりたい,このように考えておるところでございます。 それから転作四麦,いわゆる小麦,二条大麦,六条大麦,裸麦の推進方向は今後どうかと,こういう御質問でございます。わが国の四麦の生産状況は昭和48年度の40万トンから昭和57年度の113万トンと増加いたしました。昭和45年度以来12年ぶりに100万トンをオーバーしたものの,自給率は小麦10%,その他三麦15%と依然低い状況でございます。 本市におきます四麦は,昭和48年度の作付面積約80ヘクタールに対しまして,昭和57年度には約1,700ヘクタールと,県下の主産地を形成いたしまして,転作作物として定着しつつある状況でございます。特に品種別に見ますと,二条大麦の定着が干拓地におきまして高く,四麦作付面積の82%を占めておるというのが実態でございます。小麦はカントリーエレベーター等の普及しております西大寺地区で拡大しつつあるというのが状況でございます。したがいまして,今後は需給動向に見合いました計画的な生産拡大と,生産性の向上による生産コストの低減及び品質向上と物流の合理化を指導してまいりたいど,このように考えておるところでございます。 それから,農村の高齢化の問題でございます。農村におきます人口の高齢化は非常に早いテンポで進行しておりまして,農業就業者の高齢化のテンポもまた急速な状況でございます。農村には高齢者に比較的適した就業機会あるいは活動の場がございまして,お年寄りにとっては,農業経験のあるお年寄りにとっては居住しやすい面がございますけれども,高齢化の進行は農作業で労働過重あるいは農業生産力の低下,こういった問題をもたらしておるわけでございます。今後は高齢者の実態を配慮しながら,対策を講じていく必要がございますが,高齢者の技術と経験を生かした地域社会の一員としてふさわしい役割りを果たすことができるよう,当面は高齢者生きがい対策事業によって対応してまいりたい,このように考えておるところでございます。 それから4番目に,畜産経営と環境汚染の問題でございます。この問題につきましては,これは一つの社会問題であると同時にまた畜産経営自体の大きな問題でもあるわけでございます。本市といたしましては県,普及所等,関係機関と連携を密にいたしながら畜産農家への啓発と意識の高揚を図りまして,家畜ふん尿の処理施設等の補助事業,あるいは融資事業,リース事業等を導入いたしまして,健全なる畜産農家を育成してまいりたいと,このように考えておるところでございます。 最後に,農業関係資金の融資制度をPRしろと,こういうことでございます。これにつきましては市はもちろんのこと,窓口となっております融資機関──農協でございます。それから農業改良普及所の営農指導の中で対応してきておるところでございますが,さらになお一層のPRに努めてまいりたい,このように考えておるところでございます。 ◎建設局長(神原俊彦君) まず谷万成団地の境界の問題でございます。境界につきましては,買収する前に隣地所有者並びに関係者の立会の上で測量を行い,買収をいたしました。しかしその後関係者の中から境界につきまして異議が出てまいっております。この問題につきましては今後協議しながら解決の方向に向けて努力し,早期に着工できるようしたいと考えております。 それから,自転車処理問題でございます。現在岡山駅周辺の放置自転車除去に伴う保管場所といたしましては,暫定的ではありますが東口については駅北の新幹線高架下,それから西口につきましては旧日進ゴム跡地内の自転車置き場の一部を当てているわけでございます。さらに新たに保管場所を検討して保管能力を高めるとともに,省エネ等の観点から原材料,鉄くずとして再利用についても検討していきたいと思っております。 それから,最後にガードレールの設置要請でございます。ガードレールは交通安全上必要であります。その必要度,緊急度を踏まえまして,今後も積極的に取り組んでいきたいと,このように考えております。 ◎教育長(奥山桂君) 教育委員会の施設課の技術職員の増員が必要ではないかというような御指摘でございますが,御指摘のとおり,学校現場から増改築等の要望は数多く出されておるわけでございます。これに対応するために,建設局等の協力をいただきながら関係職員が懸命の努力をしているところでございます。技術職員の増員が必要でないかということでございましたけれども,教育委員会といたしましては,最近の厳しい状況の中で今後とも効率的に処理できるよう,可能な限り工夫努力をしてまいりたいと考えておりますので,御理解をいただきたいと思います。   〔6番有井靖和君登壇〕 ◆6番(有井靖和君) 建設局長の方から御答弁については理解しておるところでございますが,私の自転車の問題,処理の問題で申しておるのは,自転車を置くところを確保しなさいというんじゃないんです。放置自転車を一定の日にちに札をつけて取りにこなかった場合,一定のところへ保管する。それがすぐ山田の埋立地へ行っておると。こういうことで,この山田の埋立地へ持っていくことはやめなさいと。もうちょっと利用する方法はあるんじゃないか。この利用する方法については法律的に難しい問題があるというから,調べてみゅうということで,私も含めて行ったところです。問題はこの処理方法の決まりや規定をつくらんことにはなかなか難しいんじゃないかということなん,警察の方の見解は。したがって,関係課が検討してほしいというのは去年からぼくは言ようる,これを。そしたらまた今の答弁じゃ確保をすると,こう言う。場所を求めてくれと言よんじゃないん,これは。そういうことで,私は交通安全対策課長に,ぼくは姿勢の問題じゃと思う,これは。こういう期間を持って,ある程度の期間を持って検討してほしいいうこと。1年たっても今日その条例なり決まりができんいうのは市長の提唱されるものについて協力があるんかないんかいうことを私は疑いたくなる。そういうことで,特にお願いをしておきたいと思います。 谷万成の問題は局長さんから答弁いただきました。大変困難な問題かもわかりませんが,ひとつぜひ努力をしていただきたいと同時に,こういう問題について網浜でも隣地の問題はありませんが,市有地のところへ物を置いたりしとるけど,どういう許可をとって置かしとんならというような話も実は内々にしておる。こういうことじゃいけんぞと。あるいは谷万成のそのところも市がお金を出して買っとるところへ不法にも物を置き過ぎとると,どういう許可をとっとんならと。こういうことで,置いたことが悪いというんじゃなしに,もしものことがあったときに管理責任はどこにあるんだということを問われたときに,私は問題が残るんじゃなかろうかということで,あえてこれは寝わざじゃなしに立ちわざでここでもう言わざるを得んということでやっとんですから,よろしゅう頼みます。ありがとうございました。 ◎建設局長(神原俊彦君) 先ほど御答弁申し上げましたように,自転車処理問題はそのような新たな保管場所を確保しながら,省エネの観点から原材料,鉄くずとして再利用についても検討しております。今後もそのように検討していきたいと,このように考えております。 それから,谷万成の件でございますが,先ほど申し上げましたように一日も早く解決するように努力していきたいと思います。管理面につきましても十分管理していきたいと,このように思っております。 ○議長(藤原貢君) 本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続いて一般質問を行います。 本日はこれをもって散会いたします。御苦労でございました。    午後4時11分散会...